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- 全然伝わってないブリヂストン最新ドライバーの凄い技術 “噛むフェース”の効果を3機種で比較試打
ゴルフライターの鶴原弘高が、メーカー各社の新製品の性能を検証する定例企画「ギアくら」。今回は、ブリヂストンの新しいドライバー3モデルを試打比較します。
弾道計測しながら3モデルの性能をインプレッション

■試打クラブのスペック:
B1 ST ドライバー:9.5度、VENTUS BS6(S)
B2 HT ドライバー:9.5度、VANQUISH BS(50)
Bリミテッド B1 LS:9度、SPEEDER NX BLACK 5(S)
「B1 ST ドライバー」弾道計測の結果は?
これまでにない打音と打感が特徴的です。フェースでボールを包み込んだ後に、「ビシャーン!」という打球音とともにボールを弾き飛ばしているような爽快感があります。独特の球持ちの良さがあり、構えたときの面長なヘッドの印象よりも操作性がいいです。ヘッド挙動はそれほど機敏ではなく、ドローヒッターやフェードヒッターが自分の持ち球を打ちやすそうなモデルになっています。
スピン量は少なめで、ST(ストロング・トラジェクトリー)というモデル名のとおりに強弾道を打ちやすいです。強めのアッパー軌道でインパクトすると、ヘッドスピード43m/sでキャリー240ヤードという驚きの数値も記録しました。オリジナルシャフト「VENTUS BS6」は、フレックスSでヘッドスピード40~43m/sの人向け。カスタムシャフトのVENTUSシリーズほどのハードさはありません。
「B2 HT ドライバー」弾道計測の結果は?
「B2 HT ドライバー」は「B1 ST ドライバー」と同じロフト角でも打ち出し角が高くなり、スピン量も少しだけ多くなります。多いといっても2500回転前後に留まり、安定感のある高弾道を打ちやすいのが特長です。現代的な大型ヘッドですが、インパクト時にフェースが右を向きづらく、右に打ち出してしまうミスが出ません。人気のあった「JGRドライバー」の後継モデルとして位置づけられるヘッド性能。プッシュスライスに悩んでいる人には、とくにオススメしたいモデルです。
オリジナルシャフト「VANQUISH BS」は、しなり量が多く、中間から先の動きも大きいタイプ。フレックスSでも対応ヘッドスピードは40m/s以下でしょう。試しにヘッドスピード38m/sで打ってみると、キャリーで190ヤード、ラン込みの総距離で220ヤードを計測しました。このヘッドスピード帯の人にとっては、飛距離性能も高いモデルです。
「Bリミテッド B1 LS」弾道計測の結果は?
他の2モデルよりも小ぶりのヘッドですが、威圧感を覚えるほどではない絶妙な投影面積になっています。重心が浅く設計されているせいか、同じような力感で振っても筆者の場合はヘッドスピードが少しだけ上がっていました。
ロフト角が9度という影響もありますが、打ち出し角は低く、かなりのロースピン弾道。普段から弾道が高い筆者が打っても、打ち出し角11度以下、スピン量が2000回転に満たないようなボールが連発します。あまりに低スピンなので、弾道計測器のトラックマンが誤計測してしまうくらい。「B1 ST ドライバー」と比べると、スイング中のヘッド挙動も機敏になり、スイングのミスにはシビアに反応します。ただし、オフセンターヒットでもボール初速が落ちづらい現代的な寛容性は備わっています。
構えやすさと飛ばしやすさ、ヘッドの調整機能も魅力の意欲作
ブリヂストンの新作ドライバーは、構えやすく、飛ばしやすく、総じて良いモデルに仕上げられていると感じました。スライス傾向のゴルファーが使いやすい「B2 HT ドライバー」でも少なめのスピン量で安定して飛ばしやすく、「B1 ST ドライバー」は操作性と強弾道を兼ね備えています。カスタム販売品の「Bリミテッド B1 LS」は、いわゆるハードヒッター向けとなっていて、スピン量が増えやすいアスリートタイプのフェードヒッターが手にすると武器になりそうです。
また、3モデルのヘッドはそれぞれウエート交換による調整機能も備わっています。今回の試打はスタンダードな状態で、シャフトは標準装着のものを使用していますが、組み合わせ次第では大多数のゴルファーにフィットしそうなポテンシャルがあります。今までブリヂストンのドライバーを選択肢に入れていなかったという人にも、ぜひ手に取ってほしい3モデルです。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフクラブ関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。ギア好きゴルファーの会員制コミュニティサイト『3up CLUB』(https://3up.club/)では、配信される動画のキャスター兼編集長を務めている。Instagram :tsuruhara_hirotaka
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