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- コツをつかめば簡単!? 若者ゴルファー男女が人生初の「自分でグリップ交換」に挑戦
ゴルフにおける「グリップ」の重要性に気付いた2人の若者ゴルファーが人生初の「自分でグリップ交換」に挑戦しました。グリップ交換と聞くと、専門知識やたくさんの専用器具が必要と考えるかもしれませんが、実はシンプルな工程で手軽に交換できるのです。
「グリップ」を自分で交換してみる
ゴルフクラブの中で体と接する唯一のパーツであるグリップは、自分に合ったモデルを使うかどうかが、ショットの成功率やスコアに大きく影響してきます。

SNSで配信しているレッスン動画が人気のルイゴルフ(大塚塁)さんと、Instagramのフォロワーが2万人を超えるベストスコア81のゴルフ女子、ゆかさん。2人の若者ゴルファーには以前、さまざまなモデル・サイズの「グリップ」をテストしてもらい、グリップによるスイングや弾道の変化を体感してもらいました。そのとき分かったのですが、2人ともプレーは上級者ですが自らグリップ交換を行ったことはないとのこと。今回は人生初となる「自分でグリップ交換」に挑戦してもらいました。
グリップ交換の工程を解説
グリップ交換を指導してくれたのは甲斐哲平さん。メーカー向けのPRコンサルタントが本業ですが、クラフトマンとしての顔を持ち、高いクラフト技術を持っています。今回は、東京都板橋区にある「RE:BIRTH GOLF STUDIO」内の工房をお借りし、2人のパター以外のマイクラブ全てをゴルフプライド社のグリップに交換していきます。

まずはグリップをどのような工程で交換するのか解説していきましょう。
グリップ交換には最低3つの道具が必要になります。古いグリップを取り外すための「カッター」、シャフトに装着するための「両面テープ」、グリップ装着の際にテープの粘着力を落とす「グリップ交換液」です。他にもあると便利な道具は多々ありますが、基本的にはこの3つがそろっていればグリップ交換が可能です。
最初の工程では、古いグリップをシャフトから外していきます。先端がカーブした専用のカッターを使い、グリップとシャフトの間に刃を入れながら、切れ目を入れていきます。この時、シャフトを刃で傷つけないように注意しましょう。クラブの耐久性が落ち、破損の原因になるからです。一気に切れ目を入れようとせず、少しずつ切りながら、グリップを開くように剥がしていきます。
グリップを取り外すと、シャフトに両面テープだけが残った状態になるので、今度はテープを剥がしていきます。通常は道具を使わず素手で剥がせますが、クラブの使用期間や頻度、テープの種類などによっては、シャフトに強く固着してしまい、スムーズに剥がせないこともあります。工房では「ヒートガン」という道具でテープに熱を加えることで粘着力を落として剥がしますが、自宅でこういった手法を取るのは難しいでしょう。そのため、グリップ交換液などを塗布して、粘着力を落としながら丁寧に剥がしていきましょう。ただし、ここで液を使い過ぎると、いざグリップを装着する際に足りなくなる恐れがあるので注意してください。
万力で固定して効率よく作業を
テープを全て剥がし、シャフトの表面がキレイになったら、新しい両面テープを貼り付けていきます。貼り方には「縦巻き」と「らせん巻き」という2つの手法がありますが、今回は太めの両面テープを使用し、縦巻きで装着していきます。

工房では基本的にクラブを万力で固定した状態でグリップを装着していきます。テープをキレイに貼り、グリップを真っすぐ装着するためにはプロであってもクラブを固定することが大切なのです。自宅でのグリップ交換に挑戦する場合は、万力などクラブを固定するための道具も用意すると、効率よく作業できて、失敗を減らすことができるでしょう。
今回は万力でしっかりクラブを固定し、下側に両面テープを貼り、巻き付けるようにシャフト全体に貼り付けました。ポイントは、両面テープが少し余るようにカットし、シャフトの穴をふさぐように貼っていくことです。これはシャフトの内部にゴミが入るのを防ぐために必須の工程ですので、必ず行うようにしてください。
シャフトに両面テープを貼り付けたら、剥離紙を剥がし、グリップの中に交換液を入れていきます。この時、グリップエンドの穴を指でふさぎ、液が漏れないようにしてください。そのまま、シャフトに貼り付けた両面テープ全体に交換液をかけていきます。足りない場合は、直接吹きかけてもOK。少な過ぎるとテープの粘着力でグリップがキレイに入らなくなるので注意しましょう。
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