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- 新ブランド「LIN-Q」の実力はいかに!? 元プロ野球選手がUST Mamiyaでフィッティング
元プロ野球選手で現在は解説などでも活躍する野口寿浩氏が、UST Mamiyaから2023年10月6日に発売された新ブランド「LIN-Q BLUE EX」のフィッティングを試してみました。
細かなデータ分析により、スイングの特徴を把握できる
PGAツアーや欧州ツアーでも高い人気を誇るUST Mamiyaから2023年10月6日に新ブランド「LIN-Q BLUE EX」が発売されました。その知らせを聞き、即座に反応したのは、元プロ野球選手で現在は野球解説などでも活躍する野口寿浩氏。果たして「LIN-Q BLUE EX」は野口氏の期待に応えてくれたのでしょうか!?
これまでさまざまなクラブメーカーやシャフトメーカーで、フィッティングを受けてきた野口氏。東京都の市ケ谷にあるフィッティングスタジオに入ると、早速ゴルフ歴やドライバーの飛距離、平均スコア、悩みなどを問診表にサラサラと記入します。打撃ブースへ移り、いよいよ試打の開始です。
最初に自分のドライバーで数球打ち、それをゴルフシミュレーター弾道測定器「GCクワッド」で分析。「野口さんのヘッドスピードは50m/sなので、ボール初速は70m/sぐらいが理想です。しっかり72~73m/sは出ていたので問題ありませんね」とは、今回担当した橋添恵氏。ボール初速をヘッドスピードで割った数字がミート率になるとのこと。アマチュアゴルファーなら1.40以上を目指すそうですが、野口氏はMAXが1.50だったので、まさにショットはプロ並みのミート率ということが証明されました。
ただ、弾道が高すぎることが判明。本来はボールの最高到達点が地上から25~30ヤードぐらいが理想だそうですが、野口氏はなんと53ヤードを記録。「ボールが高く上がり過ぎるとランも出ませんし、アゲンストの影響も受けやすいので、少し低くしたいですね」(橋添氏)。理想的なインパクト手前でのアッパーブローの角度は2度から4度と言いますが、野口氏は7度を超えることもあっただけに、超高弾道なのは確かです。
その他、スイングの細かい点を分析しながら、野口氏にとって理想的なクラブの振動数を弾(はじ)き出すと、現在使用するドライバーのシャフトは少し硬めとのこと。その結果を踏まえて数種類のシャフトを自分のクラブヘッドに装着して打ってみます。用意されたのは「THE ATTAS V2」「ATTAS DAAAS」「ATTAS KING」の3種類(6Xと7Sの2本ずつ)。「基本的には、最初に中調子のシャフトを打ってもらい、次に中元調子のシャフトを打ってもらいます。最後に先調子のシャフトを打ちます。この3本を比較してみて、自分に近い感じのシャフトを選びます」(橋添氏)。すると、予想外の結果が出ました。
アイアンとのマッチングも1Wのシャフトを決める要素
ある程度の飛距離が出て、方向性も高い数値が出ただけでなく、野口氏自身が振りやすさを感じたのはなんと先調子の「ATTAS KING」でした。ヘッドスピードが速く、パワーがあるゴルファーには先調子が不向きだと思いきや、実際に打ったボールにバラつきがなかったのが「ATTAS KING」だったのです。そのことを頭に入れつつ、中調子や元調子でも硬めのシャフトならOKとのことで、野口氏が以前から気になっていたという「LIN-Q BLUE EX」を試すことに。
すると「ATTAS KING」と比べて「LIN-Q BLUE EX」の方が初速も出て打ち出し角が低いことが判明しました。しかもミート率も良く、チーピンやドロップといったミスも軽減されると言います。「シャフトの振動数が落ち、軽くなっていることが影響していると思われます」と、理由を語る橋添氏。
最終的に、野口氏は飛距離も求めたいということで「LIN-Q BLUE EX」の6Xが適していると診断されました。「今回最も打ってみたかった『LIN-Q BLUE EX』がどうやら合うということでぜひ実戦で試してみたいですね。先調子の『ATTAS KING』が振りやすかったのは意外でしたが、アイアンからの流れを考えると、手元が硬いシャフトの方がいいんだなと改めて感じました」。どうやら今回も収穫が多いフィッティングになったようです。
通常のフィッティング時間は90分で、この時間内をどう使うかは自由。ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアン、ウェッジまでひと通りのシャフトをフィッティングするもよし、ドライバーやウッド系、またはアイアン、ウェッジのシャフトをじっくり選ぶのもよし、自分なりに時間を有効に使えるのがうれしいですね。
シャフトの振動数や重量、特性について知るだけでも自分のゴルフにプラスになることは確かですし、さらにドライバーからウェッジまで最適なシャフトを選ぶことにより、思わぬ発見が生まれ、レベルアップにもつながります。練習してもなかなか上達しない、どうしてもミスを修正できないという人は、今使っているシャフトが合っているか、一度確かめてみてはいかがでしょうか。
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