タイガー・ウッズ愛用の「ツアーAD VF」の50グラム台R1フレックス
未だ世界中のゴルファーに影響を与えるタイガー・ウッズ選手。今年もトーナメントやSNSで最新ドライバーを使用する姿が公開、テーラーメイドのファンならずとも大注目になっています。
使用している「Qi10 LS」ドライバーもそうですが、装着シャフトがグラファイトデザイン「ツアーAD VF」に変わっていたこともギアマニアには大きなニュースでした。
タイガーが使用するスペックにおける「ツアーAD VF」は、先端部がしっかりしながら、トップから切り返しにかけてクセがなくスムーズな挙動を示す王道シャフト。
しかし50グラム台の「ツアーAD VF-5のR1フレックス」なら、驚くほどなめらかな「しなり戻り」を感じることができて、楽に飛ばせるシャフトになっていました。
インパクト時に当たり負けしないフィーリングを残しながら、軽快にスイングできる特徴は、重量の近い純正シャフトとは異なる特長だと思います。
「Qi10」ドライバーに装着しても、赤が映える「ステルス」「ステルス2」ドライバーに装着しても十分にカッコいいだけでなく、使い心地や振り心地も格段にブラッシュアップできると思います。
「S」ユーザーでもマン振りできる! 「ベンタス TR レッド 5」Rフレックス
「50グラム台のR」というスペックは、ヘッドスピードが40メートル/秒以下の遅いゴルファー向けイメージかも知れません。
確かに、同じスペックの純正シャフトならヘッドスピードの遅いゴルファーが対象ですが、フジクラ「ベンタス TR レッド」は少し違うスペックになっています。
PGAツアーで人気の「TRブルー」や「TRブラック」と遜色ない中元〜手元部分の高い剛性は、ある程度トップから切り返しにかけて「振れる」ゴルファー向けです。
中間から先端部にかけて「走る」振り心地ですが、カスタムシャフトの中でもハードな部類です。
「5-R」も同様で、他社シャフトに比べると振動数もシャフト全体の剛性も「しっかり」しています。普段、「50グラム台のS」を使っているユーザーが、一番飛ばせるスペックだと感じました。
「R」表示には少し抵抗があるかも知れませんが、実際に使ってみると誰でも振り切れて飛ばせるベンタスになっています。