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- 飛び系アイアンユーザーこそ使うべき!? 軽量モデルが追加された「トラヴィル」ってどんなシャフト?
藤倉コンポジットから2023年7月に登場したアイアンシャフト「TRVIL(トラヴィル)」は、たった半年足らずで累計5万本を突破。24年3月には、70グラム台が追加ラインアップされ更に人気が加速する予感も。ツアーで戦う選手の落下角に着目し開発された「TRVIL(トラヴィル)」は、そもそもどんなアイアンシャフトなのでしょうか。様々なギアの計測を行う筒康博コーチに解説してもらいました。
カーボンにメタルとゴムが「コンポジット」したアイアンシャフト
ウッド用シャフトで「VENTUS(ベンタス)」や「SPEEDER(スピーダー) NX」を知らないギア好きゴルファーは滅多にお目にかかれないほど、藤倉コンポジットのシャフトはトッププロからアマチュアまで大人気です。
アイアンシャフトでは「MCI」シリーズも根強いファンがたくさんいますが、昨夏に新ブランド「TRAVIL(トラヴィル)」というアイアンシャフトが発売になり一気に拡大。
発売から半年足らずで累計5万本を突破してしまった「爆売れ」モデルになりました。また今年3月には70グラム台の軽量モデルが追加ラインアップされ、更に人気が拡大しそうです。
トラヴィルは単なるカーボンシャフトではなく、先端部にはメタルが全長にはゴムが配合された「コンポジット」シャフト。
「落下角度」に着目して、カーボンが持つ設計自由度の高さをベースにスチールシャフトのような先端部の高い剛性と滑らかなしなり戻りを両立させたアイアンシャフトになっています。
切り返しは「しなやか」なのにインパクトは「しっかり」という不思議な振り心地
トラヴィルは手元部分を硬くせず、トップから切り返しにかけてしなりを感じやすく非常に滑らかな振り心地が特徴です。
しかし、ダウンスイング後半からインパクトにかけては、高めの先端剛性による「しっかり」した挙動が特徴。いわゆる「手元調子」のスチールシャフトを打った時のフィーリングを軽快に感じることができます。
また芯を外した時に感じる「振動」が非常に少なく、手首やヒジへの負担も軽減。「しっとり」感じるような打感は今までのシャフトにはなかった感覚かも知れません。
「ツアー選手の要望で生まれた」と聞くと難しそうなイメージが湧いてしまいがちですが、アマチュアが使っても「全然大丈夫」なアイアンシャフトでした。
トラヴィルは、選んだ重量帯やゴルファーのスイングタイプによって「感想」が変わる傾向があります。
インパクトの挙動と弾道が安定していた人にとっては、「先端しっかり」という印象になるでしょうし、今までアイアンでしなりを感じなかった人は「軽快にしなる」振り心地に感じると思います。
「落下角が増える」という競技ゴルファーじゃないと感じられない弾道感覚よりも、今までスチールにもカーボンにも好きなシャフトがなかった人がハマりそうな振り心地とフィーリングになったアイアンシャフトではないでしょうか。
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