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- 昔の極小ヘッドパター「スマートスクエア STUBBY」を使って気づいた!? パッティングで重要なこととは?
ゴルフで最も難しいゲームはパッティングといわれていますが、パターの種類や性能も他のクラブに比べ非常に多様性があります。先日、たまたま昔の極小パターであるクリーブランドの「スマートスクエアSTUBBY」を使用するゴルファーに遭遇しました。非常に上手にパッティングしていたので見せてもらいました。
ボールと同じサイズの「サイコロ」形状をした「スマートスクエアSTUBBY」
先日のラウンドでご一緒した人が使っていたのは、10数年前に発売されたクリーブランドゴルフの「スマートスクエアSTUBBY」というパター。
現代パターのトレンドである「高MOI(慣性モーメント)」とは正反対の極小ヘッドモデルですが、非常にうまくパッティングされていたので久しぶりにじっくり拝見させてもらいました。
当時は練習用に購入したゴルファーも多かったのですが、まさかエースパターとして現役で使い上手にパッティングしている人と出会えるとは思いませんでした。しかし、改めてパターをよく見ると「よいパッティング」に必要な条件がいくつかあることを発見できました。
まずフェース面をターゲットに向ける「アライメント」ですが、ここまでハッキリした「正方形」だとフェース向きを認識しやすく、少しでもズレていたら違和感があるはずです。
決してやさしさや寛容性があるわけではないのですが、「自己判断力」が身につく点で優秀なパターといえるかも知れません。
ストロークする感覚は「センターシャフトパター」と同じ
極小パターヘッドのため「ほぼシャフト」をストロークしている感覚で、センターシャフトパターに近い操作性が要求されます。
一般的にセンターシャフトパターは、スィートエリアが狭まく寛容性が低いといわれることがありますが、「パターシャフトを動かす」という感覚の人には非常に振り心地がよく、フェースセンターに当てるフィーリングを出しやすいのが特長。
ドライバーでは「打感と操作性がいいから今でもエースはパーシモン(柿の木)ヘッド」という人はほとんどいません。
しかし、飛距離性能が必要なく強振強打しないため「めったに壊れない」パターに関しては、「ボロボロだけど新しいモデルに替えられない」という人がたくさんいるはずです。
ボールからカップまでが「二度と全く同じ距離&ラインにならない」という状況で、イメージをタッチに具現化できるかがパッティングというゲーム。
しばらく使っていない古いパターを使ってみると、眠っていたフィーリングや自分のパターの好みに気づくかも知れません。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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