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- 「トータル飛距離」だけ見ていてもダメ!? 「飛距離アップ」するための弾道測定データの基本的活用法
ヘッドスピードや腕前に関わらず弾道の高さに悩むゴルファーの中には、弾道計測器のデータの中身を正しく理解していない人も少なくありません。弾道測定器で表示される数値の中で、今回は「打出角」「スピン量」の項目に注目。その正しい読み取り方の基本をインドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博ヘッドコーチにレクチャーしてもらいました。
「入射角」を調整したいならインパクト直前のヘッドの高さに注目
「打出角」はクラブのロフトやハンドファーストの度合いで自ら調整することもきますが、「入射角」の調整をスイングで行うのは簡単ではありません。
弾道測定器の存在理由でもありますが、「タメを作ってダウンブロー」や「右に体重を残してアッパーブロー」といったスイングの形と「ボールとヘッドの当たり方」を混同してしまうのは危険です。
もし弾道計測のデータを見ながら「入射角」を調整するなら、スイングの形ではなくボールに当たる直前でのヘッドの高さに着目してみてください。
例えばアッパーブローが強すぎてスピン量が少ないなら、「右足の前」あたりを通過する時にボールと同じ高さで「ヘッドが通るイメージ」を持つ。それだけでレベルブロー寄りに調整することができます。
弾道計測は「ボールに聞いたヘッドの動き」でしかありません。スイングの形を気にする前に、まず自分のショットがどんな傾向なのかを確認してみるをオススメします。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。
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