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- ドライバーからウェッジまで同一ブランドで統一!? クラフトマンがすすめる納得の理由
自分のプレースタイルや特性に合わせ、クラブ選びやセッティングは慎重に行わなければなりません。クラブセッティングをする上では、「スイングウェイト」という要素が重要になってくるそうですが、一体どのようなものなのでしょうか。
クラブのヘッドは番手が上がるごとに軽くなる
ゴルフクラブ選びは、自分のプレースタイルや特性に合わせて慎重に行わなければなりません。クラブセッティングの流れを整えるには、いくつかの押さえておくべきポイントがありますが、ヘッドスピードやフェースのロフト角、シャフトの硬さなどがその代表格です。
また、「スイングウェイト(バランス)」という要素も重要になってくるそうですが、一体どのようなものなのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「ゴルフクラブはシャフトの長さに合わせて、全てのクラブが同じ重量感に感じられるよう、ヘッドの重さの感じ方を揃えるのが良いとされています。その、ヘッドの重さの感じ方をスイングウェイト(バランス)といいます」
「ゴルフクラブの中で最もヘッドが重いのはサンドウェッジですが、仮にシャフトが最も長いドライバーのヘッドも同じぐらいの重量があったら、あまりにも重くて振れなくなってしまいます。例えば、同じ重さのほうきでも、柄が短ければササっと掃くことができますが、長いと軽く掃けなくなるのは想像に難くないと思います」
「それと一緒で、どのクラブを使っても振りやすさを一定にするには、スイングウェイトが重要なのです」
スイングウェイトを求める方法として、「14インチ方式」という手法が取られるのが一般的です。まず、ヘッドとシャフトの重量が釣り合う点を“重心位置”、グリップエンドから14インチ離れた部分までの距離を“支点”とし、両者の距離を測ります。
次にクラブの総重量を測り、最後に重心と支点の間の距離と総重量を掛け合わせて出た数値が、スイングウェイトの度合いとなります。
スイングウェイトは「D1」や「C9」といった具合にアルファベットと数字の組み合わせで示され、「D→C→B→A」の順で軽くなっていき、各アルファベットの階級の中でも「0〜9」までに分けられています。
ヘッドの重量が数グラムでも変わると重心位置が移動してしまうため、ボールのつかまり具合や飛距離にも大きな差が生じます。シャフトの重量に関しても、スイングウェイトを求めるのに必要な総重量に直接関わり、重すぎても軽すぎても振り抜きにくくなります。
さらに、クラブの全長も適切でないとミート率に大きな影響を与える可能性が高く、やはりパフォーマンスやスコアの低下を招いてしまいます。
クラブ選びは「一貫性」を持たせることが大事
では、スイングウェイトを適切にするためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。関氏は以下のように話します。
「ドライバーからウェッジまでのクラブは、全て同じブランドで揃えるのがおすすめです。さらに、同じメーカーから販売されているものでも、ヘッドスピードが速い人向けのブランドはスイングウェイトが重めに、反対にヘッドスピードが遅い人向けのブランドは軽めに作ってあります」
「メーカー側も、それを前提としたうえでスイングウェイトを調整しているので、クラブごとにブランドがごちゃごちゃにならないようにすることが重要です」
なかには「ドライバーはブランドAがいいけれど、アイアンセットはブランドBの方がしっくりくる」と思う人も多いかもしれません。もちろん、そのような考え方もアリですが、テンポが崩れるのを防ぐにはできるだけスイングウェイトも考えておくと良いでしょう。
もしも今持っているクラブで対処したい場合は、「重いクラブ」を基準にしてバランス鉛をヘッドなどに貼り付けると、自宅でも調整することができます。
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