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- 海外ブランドと国産はどっちがいいの? 超高MOIを実現するカーボンフェースドライバーを改めて比較してみた
カーボンフェースは超高MOI(慣性モーメント)である「10K」(10000 g・cm2)の実現に欠かせないテクノロジーといえます。その先駆者はテーラーメイド「Qi10 MAX」ドライバーですが、追随するように大手国産メーカーのヤマハからも「インプレス ドライブスター タイプD」が発売されました。超高MOI(慣性モーメント)とカーボンフェースの関係性や3モデルの特徴をインドアゴルフレンジKz亀戸・筒康博ヘッドコーチに聞きました。
高MOI&ハイドローが特徴の「インプレス ドライブスター タイプD」
やはり「対抗馬」がいないとテクノロジーがゴルファーに浸透しないのがギアの歴史ですが、ヤマハが大手国産メーカーとして初めて本格カーボンフェースドライバー「インプレス ドライブスター(DRIVESTAR)タイプD」を発売しました。
実は数十年前からカーボンフェースのドライバーはありましたが、当時の素材採用理由はパーシモンに変わる新たな素材探しの一環。しかし現代のカーボンフェース採用の理由は何といっても「高MOI」ヘッドに設計するための余剰重量の捻出です。

「ドライブスター タイプD」はヘッドの左右上下の合計MOIが10K(10000g・cm2)を突破。従来のチタンフェースより33%軽量化した余剰重量がなければ、ここまでの高MOIにはならなかったでしょう。
この「ドライブスター タイプD」を計測してみると40度近い重心角があり、誰が打ってもつかまるドローバイアスとなっています。ソールには27グラムものウエートが装着されていますが、クラブ総重量(Rフレックス279グラム)を抑えながら大きなMOIや重心角を生み出している点は、テーラーメイド「Qi10 MAX LITE」のライバルといえるのかもしれません。
大きな違いはシャフトはヘッドに直付けしている点。可変スリーブで調整したい人や手軽にシャフトを差し替えたいゴルファーよりも、純正クラブの完成度でそのまま使う人向きなのが「ドライブスター タイプD」です。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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