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今季初Vマキロイ 1週間前に“偶然”チェンジしたボールと6Xの“軽め”シャフトが飛距離1位の秘密!?
PGAツアー「AT&T ペブルビーチナショナルプロアマ」で今季初優勝したローリー・マキロイのクラブセッティングにはどんな特徴があるのでしょうか。
ずっと使っていた「TP5x」から「TP5」に
2月1週のPGAツアー「AT&T ペブルビーチナショナルプロアマ」で今季初優勝したローリー・マキロイ。クラブには大きな変更はありませんでしたが、実は1週間前にボールをチェンジしていました。そして、マキロイのセッティングで特徴的なのはシャフト重量。それが平均飛距離1位の要因かもしれません。

マキロイは14本のクラブ、ボールまですべてテーラーメイド。ボールはずっと「TP5x」を使っていましたが、1月下旬にたまたま「TP5」でアプローチをしたことがきっかけとなり、翌週のペブルビーチで即投入しました。結果はいきなりの優勝。マキロイはボールについて次のようにコメントしていました。
「偶然『TP5』に出会ったんだ。いつもの『TP5x』ではなく『TP5』でチップショットを打ったら、その感触がすごく良かった。2024年シーズンは『TP5』をテストしたことがなかったけど、グリーン周りでの反応がとても気に入った。その後、60ヤード、70ヤードのショットを打ってみると、打ち出し角は低くなったが、スピンはより入った」
「TP5」はソフトな打感が特徴で、「TP5x」は中弾道系でスピンを抑えたボール。しかし、マキロイがアイアンのフルショットをしてもほとんどスピン量が変わらなかったそうです。
そしてマキロイは思い切って試合に投入します。
「今週(AT&T ペブルビーチナショナルプロアマ)は予選落ちがない4日間の試合なので試してみようと思った」
新ボールを使ったマキロイの4日間は圧倒的でした。ドライビングディスタンスは336.7ヤードで1位、パーオン率19位、そして課題だったパッティングでもストロークスゲインド(1打の価値)が7位でした。明らかに「TP5」はペブルビーチGLの芝と今のマキロイのコンディションにマッチしていました。
また、マキロイのセッティングで特徴的なのはシャフトスペックです。マキロイは現在1試合の出場ながら、PGAツアーのドライビングディスタンス1位。24年はシーズン通して2位でした。ドライバーのシャフトは「ベンタスブラック」ですが、フレックスは「6X」と極端なハードスペックではありません。しかし3番ウッドになると「8X」、5番ウッドになると「9X」と一気に重くなります。他の選手はドライバーからフェアウェイウッドになると10グラム前後重くするのが一般的ですが、マキロイは20、30グラムも重くなっています。
逆に言えば、ドライバーのスペックはマキロイのヘッドスピード(約55m/s)からするとやや軽め。軽めにしてヘッドスピードを出していることが、平均飛距離1位の要因かもしれません。
2025 ローリー・マキロイの最新セッティング
1W:Qi10(シャフト/ベンタス ブラック6X)
3W:Qi10(シャフト/ベンタス ブラック8X)
5W:Qi10(シャフト/ベンタス ブラック9X)
4I:P760(シャフト/プロジェクトX 7.0)
5I-9I:RORS プロト(シャフト/プロジェクトX 7.0)
ウェッジ:ミルドグラインド4(ロフト角/46SB、50SB、54SB、60LB)
パター:スパイダー ツアーX
ボール:TP5
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