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上級者が言うウェッジの“和顔・洋顔”って何? “ボーケイの弟子”がAW・SW・LWを全然違うコンセプトでつくった深いワケ
“和顔”のアプローチウエッジ(AW)、“洋顔”のロブウェッジ(LW)、キャビティータイプのサンドウェッジ(SW)の3本というユニークなウェッジが発表されました。日本人仕様に仕上がったという、その特徴とは?
日本人の、日本人による、日本人のための「3本のウェッジ」とは?
「日本人の平均的体格に従来のクラブヘッドやクラブバランスは重すぎる!」という発想から、日本人の、日本人による、日本人のためのウェッジが誕生しました。

そのラインナップは“和顔”のアプローチウエッジ(AW)、“洋顔”のロブウェッジ(LW)、キャビティータイプのサンドウェッジ(SW)の3本。これらが日本人仕様に仕上がったというのです。
このクラブの「生みの親」はブリヂストンスポーツやアクシネットで30年以上ツアープロのギア担当を務める一方で、6000人に及ぶ日本人のフィッティングを担当してきた「Doug三瓶(ダグ・みかめ)」氏。
アクシネット社のブランドの1つであるタイトリストのマスタークラフトマンで「ボーケイ・ウェッジ」の生みの親であるボブ・ボーケイ氏の愛弟子としても知られている三瓶氏。「ボーケイ・フォージド」から参画し、今田竜二、藤田寛之、谷口徹や石川遼らのプロを担当しました。
その後たくさんのアマチュアゴルファーの声も聞き、フィッティングを重ねた経験から「もっとアマチュアにとって操作性のいい、ヘッドが軽いクラブを開発したい」という思いを抱いたそうです。そこから日本人ゴルファーの平均的体格に合わせた軽いヘッドに重くて短いシャフトのマッチングにより操作性に長けたウェッジを具現化したというわけです。
AWはロフト角52度、SWは56度、LWは60度です。
まずAWのヘッドは「やや懐があり、包み込むようなアプローチがしやすい和顔」(広報資料より)。シャープでアイアンの形状に近いことからフルショットもしやすいことが特長です。「グリーン周りのアプローチで打ちやすいようにバンスを大きくして、いろんなことができる形状」(三瓶氏)というコンセプトでつくられています。
一方、ここ一番で使用するクラブであることに特化したLWはやや丸みを帯びた洋顔(広報資料より)。「ロブショットというと開いて使う方が多いので、開きやすいソールを目指しました。ウェッジというものは、開いたときに違和感のないものというものを目指すんです。そのためにソールの前方部のバウンスなり、幅なりと言うのにもこだわって作らせていただきました」(三瓶氏)。
一方でアライメントにもこだわりがあります。「でもまずはまっすぐ構えられないと意味がない。きちんと構えられたからこそ開いて使っても違和感が少ないんですね。だからこそ構えた時に見まっすぐに見えやすい形というのを出しました。そういう意味では、顔にいちばんこだわった」(三瓶氏)フェース形状です。
日米のツアープロと6000人もの日本人アマチュアを相手にフィッティングを経験してきた三瓶氏ならではの知見が、“和顔”のAWと“洋顔”のLWに集約されているわけです。三瓶氏が説明します。
「皆さんが構えた時に、顔の形のどこを見るかっていうのは結構さまざま。特に日本人と欧米人には差があります。日本人というのは輪郭の内側を見る方が多くて、欧米人は外側をぼんやり見る方が多いという傾向があります。ですから、和顔と呼んでいるものに関していうと、内側のラインがくっきり見えるというのを工夫しました。具体的に言うと、例えばトップラインと懐の部分がハッキリ目に浮かんでくるような形状を目指しています。リーディングエッジの形と言うのも、まずはまっすぐ構えやすいものというのを目指してつくらせていただいたという部分があります。和顔と言えるのがアプローチウェッジとサンドウェッジです」
一方で「洋顔」なのがロブウェッジ。「開いて使うことを念頭につくらせていただいたので、トップラインの落とし方とか、ヒールの抜くところの立ち上がりなどを逆に落とすような感じにして、違いをつけていることになります」。
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