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- 自分に一番合うシャフトは「AI」に選んでもらう時代!? スイング動画だけで完結するお手軽フィッティングが誕生
金融系や医療系など幅広い分野でAIを活用した経営コンサルティングを行っているテンソル・コンサルティング株式会社が、ゴルフに着目。スイング動画をもとにしたシャフトフィッティングを手軽に行えるツールを開発した。
スイング動画をもとに推奨シャフトを導き出す
従来、スイング解析というと、測定用のウエアを着たり、クラブに何かを取り付けるなど、通常とは異なる状態でクラブを振る必要があり、ハードルの高さを感じている人も少なくなかったはずです。
そんなわずらわしさが一切なく、いつもと同じようにドライバーを振るだけで、スイングタイプを診断し、オススメのシャフトをラインアップしてくれるサービスが、テンソル・コンサルティング株式会社が開発した「TensorGolf(テンソルゴルフ)」。ゴルフスイングパターン推定ロジックとして、特許も申請済というシステムです。

1秒間に120フレーム以上撮影可能な、iPhoneおよびiPad端末で撮影した動画を専用サイトにアップロードすると画像系AIがスイングを解析。
「トップから切り返すタイミングでクラブを加速させる切り返し型」=手元が硬め
「クラブを振り下ろす中盤でクラブを加速していく中間型」=全体がしなる
「インパクト前にクラブを加速させるインパクト型」=手元が軟らかく先端が硬め
「切り返し、インパクト前に複合的にクラブを加速させる複合型」=手元と先端が軟らかめ
と、4つのスイングタイプに分け、それぞれのスイングタイプにオススメのシャフトをラインアップしてくれます。
タイパにも優れたフィッティングシステム
年齢や飛距離など、事前にアンケート項目を入力する必要もあるが、従来のシステムと比較して、本当に手軽にシャフトフィッティングを可能にしたシステム。
蓄積されているデータは「藤倉コンポジット」「三菱ケミカル」「グラファイトデザイン」「USTマミヤ」といった4メーカーをメインに、独自の計測方法で同様のEI(剛性)分析を行い、数百本のデータを蓄積したものだそう。その中から、あっという間にAIが選んでくれる。
2025年のゴルフフェアではコンポーネントコーナーの試打ブースで2日間、短時間ではあったが、デモンストレーションを実施しました。体験した人からは「(レコメンドに上がったシャフトが)いつも使ってるやつだよ! やっぱりオススメなんだ~」という声があがったり、レコメンドされたシャフトで試打をして、飛距離が10ヤード以上伸びたというゴルファーも複数いたとのこと。
最近はアフターマーケット用のシャフトも種類が多く、試打をしようにも絞り切れないと感じている人も多いと思いますが、手軽にスイング診断して絞り込んだものから試していけるので、タイムパフォーマンス、いわゆるタイパのよさを感じられるはずです。
現在は新宿区にあるフィッティングスタジオ「4Plus Fitting Labo&Golf Salon」にて、こちらのフィッティングが体験できますが、今後は全国のインドアゴルフ施設やスクールでのサービスとして展開していく予定とのことでした。自身のタイプを知ることで、最適なシャフトチョイス。ぜひ試して欲しいです。
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