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- 地クラブなのに海外進出やトーナメント開催もする「ドゥーカス」とは? 「業界初」が大好きなCEOにいろいろ聞いてみた
地クラブメーカーながら精力的に海外に進出、トーナメントも主催するなど「業界初」なことや個性的なモデルを次々に世に送り出しているHARAKEN株式会社。自身の名前を社名にしたCEO兼「DOCUS DESIGN(ドゥーカスデザイン)」デザイナーの原健太郎氏に、長年親交があるインドアゴルフレンジKz亀戸ヘッドコーチの筒康博氏がインタビューしました。
「あったら面白い」を実現するのがDOCUSブランドの心意気
茨城県古河市に本社を構え、「DOCUS DESIGN(ドゥーカスデザイン)」ブランドを手がけるHARAKEN株式会社。地クラブメーカーと思われがちだが、クラブヘッドやシャフトはもちろんボールやキャディバッグ、さらにアパレルまで幅広く展開している。

米PGAショー参加をきっかけに海外進出も精力的に行い、国内では今年10周年を迎える「DOCUSオープントーナメント」も開催している。
この元気なブランドを立ち上げ、自分の名前をそのまま社名にしてしまったのが原健太郎CEO。「DOCUS DESIGN」すべてのデザイナーも自ら務め、個性的かつ業界初が大好きだという人物。そんな原氏に「DOCUS DESIGN」の製品や精力的な活動について筒康博ヘッドコーチが話を聞きました。
※※※
筒康博(以下、筒) 「DOCUS DESIGN」はいわゆる「地クラブ」とは活動がまったく異なり、米PGAショー参加をきっかけに海外進出したり、国内では「DOCUSオープントーナメント」を開催したりしています。原CEOはどんな考えで、精力的な活動を行なっているのですか?
原健太郎(以下、原) 大手メーカーではできない小回りが効くモノづくりと、「あったら面白い」プロダクトやイベントができるのが「DOCUS」なのかなと思っています。私自身が「業界初」とか新しいものが好きですし、カスタムブランドなら「他にはないよね」といわれる個性もあっていいかと。私自身ゴルフが好きですから「DOCUSオープントーナメント」も始めましたし、せっかくやるなら「年齢や性別を問わずにプロアマいっしょに」混合トーナメントにするのが面白いかと。気がついたら、あっという間に今年で10周年記念大会になってしまいました。
筒 「DOCUS DESIGN」のプロダクトについても、デザイナーでもある原さんからお話を伺いたいのですが、まず「RELOADED+ NEO(リローデッドプラス ネオ)」ドライバーです。チタンフェースの内側にカーボンシートを張り付けているいますが、この発想に行きついた理由は?

原 チタンフェースの評価がすでに確立されている中で、近年カーボンフェースにも一定の評価がされています。では両方の長所を活かすにはどうすればいいのかと考えた結果が、「業界初」のチタンとカーボンのWフェース構造です。チタンボディーがあるので、実際はカーボンフェースをチタンで挟んでいる3層構造フェースです。
筒 打ってみると、もちっとした打感と弾き感のバランスが不思議ですし、結果として若干フェース部の軽量化もできているせいか、ヘッド挙動も安定感がありますね。
採算度外視! チタン3Dプリンター製「INFINITY∞ 3D」
筒 キャロウェイの2025年モデル「ELYTE(エリート)」ドライバーは、プロトタイプヘッドの制作に3Dプリンターを使って約75回もの試作を行ったと話題になりました。ところが「DOCUS DESIGN」が3Dプリンターを使って作った「RELOADED INFINITY∞(リローデッドインフィニティ) 3D」ドライバーは、すでに一般発売されていますよね。

原 チタンパウダーを使った3Dプリンター製品は非常に高価なので採算性は度外視です(笑)。今までになかった新しいテクノロジーや製法を使ったドライバーを作りたかったのです。従来の溶接の継ぎ目がまったくない単一ボディ「ワンピース」チタンドライバーは業界初ではないですが、作ってみてよかったです。
筒 定価27万円(税別)のカスタムヘッドなんて衝動買いはできませんが、確かに今まで体感したことのない新鮮な打感&フィーリングのドライバーです。
原 確かに安くはありません。でも海外向けに作られた高反発モデルと併せて、当初想像していたよりも売れています。
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