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- 「生涯スチール」を掲げる「ゼロス」シリーズとは? 軽量化と強度の両立に迫る
日本シャフトの「ゼロス」シリーズは、60グラム台を実現した世界最軽量スチールシャフト。年齢を重ねても「生涯スチール」を叶える革新的モデルです。今回は、人気フィッターの石井建嗣(いしい・たけし)さんに「ゼロス」シリーズについて教えてもらいました。
一昔前までは「スチールシャフト=重くて硬い」「カーボンシャフト=軽くて軟らかい」というのが定説でした。実際、今でもそう考えている人は少なくありません。しかし日本シャフトが開発した「ゼロス」シリーズは、その常識を覆す存在です。今回は「生涯スチール」を謳う「ゼロス」シリーズについて解説します。(文/クラブフィッター・石井建嗣)

そもそも、なぜ軽いスチールシャフトが存在しなかったのでしょうか。理由は強度の問題です。軽量スチールは折れやすいリスクがあり、長らく製造が困難でした。実際、ゼロスシリーズ登場前の2007年に日本シャフトが発売した市場最軽量モデル「NSプロ750GH」は、グリップ部に4軸カーボン繊維を巻き付けて強度を確保していました。軽さと剛性という相反する課題をコンポジットで解決したわけです。
しかし2014年、ついにスチール単体で70グラム台の「NSプロゼロス7」が誕生しました。新素材の高強度特殊鋼を採用し、2年以上の開発を経て完成したこのシャフトは、軽量化と強度の両立を実現した画期的な製品でした。その後も日本シャフトの挑戦は続き、2015年にやや重めの「NSプロゼロス8」、2018年には60グラム台の「NSプロゼロス6」が登場。現在も「NSプロゼロス6」は世界最軽量のアイアン用スチールシャフトとして知られています。
まず、発売当時に世界を驚かせたのが「NSプロゼロス7」です。年齢を重ねてもスチールを使いたいゴルファーのために開発され、軽量スチール=強度不足というイメージを覆しました。「NSプロ750GH」よりも圧倒的に軟らかく、それでいてねじれない設計により、スチールならではの打感と方向性を維持しつつ、飛距離でもカーボンに劣らない性能を発揮します。7番アイアン・Sシャフトの振動数は266CPMで先調子。シニアだけでなく、女性やジュニアにも人気があります。
次に登場したのが「NSプロゼロス8」。重量を約10グラム増やし、軽量スチールを使っているが飛距離が物足りない人や、70~80グラム台のカーボンを試したものの打感に不満を持つ人をターゲットとしています。「ゼロス7」の剛性を引き継ぎつつ非常に軟らかいため、「NSプロ850GH」や「NSプロ850GHネオ」を使ってボールが上がり切らない人には特におすすめです。7番アイアン・Sシャフトの振動数は289CPMで、こちらも先調子となっています。
最後に「NSプロゼロス6」。60グラム台を実現するためにあらゆる技術を投入し、68.5グラムという衝撃的な軽さで登場しました。世界最軽量記録を更新しただけでなく、軽量化によりヘッドスピードやボール初速の向上も実現。打ち出し角やスピン量の最適化でタイミングが取りやすく、十分な飛距離を確保できるため、加齢による飛距離不足をカバーします。まさに「生涯スチール」を体現するシャフトといえるでしょう。なお「ゼロス6」はワンフレックス仕様で、7番アイアンの振動数は253CPM、調子は先です。
いかがでしたか?今回は軽量スチールの代表格「ゼロス」シリーズを紹介しました。年齢を重ねてもスチールを使い続けたいゴルファーは決して少なくありません。そんな方にはぜひ一度「ゼロス」シリーズを試していただきたいと思います。
【解説】石井 建嗣(いしい・たけし)
香川県丸亀市で「ゴルフショップイシイ」を営むクラブフィッター。フィッター界の第一人者である浅谷理氏に師事し、クラブ&パターフィッター、TPIインストラクター、ゴルフラボ公認エンジニアの資格を持つ。ゴルフはHDCP「9.9」の腕前だが、自身のプレーより他人のクラブを“診る”ことに喜びを感じる職人肌。出演するYouTubeチャンネル「ズバババGOLF」では軽快なトークで人気を集める。
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