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ヘッドの大きさは同じでも特徴は全然違う! テーラーメイド・スリクソン・タイトリストのハイテクアイアン3モデル比較
テーラーメイド「P790」の登場以降、各メーカーのハイテクアイアンは大きな進化を遂げ、所有感をくすぐる美しいフォルムとすばらしいフィーリング、そして機能性を兼ね備えるようになっています。ヘッド長は同じなのに構造やテクノロジーの違いによって弾道性能などに個性を持たせた人気3機種の特性を追ってみましょう。
圧倒的な寛容性と飛びが進化した「P790(2025)」
初代モデルの79ミリというヘッド長をモデル名にしたテーラーメイド「P790」が登場して以降、各社のアイアンは一気にハイテク化したといっても過言ではありません。

現在発売されている5代目の「P790(2025)」は初代から引き継がれる中空ヘッド構造で、美しいルックスと大きな寛容性&直進性を両立した複合素材アイアンです。前作より強度が20%アップした(7番アイアン比較)軽量かつ高い反発の新素材をフェースに採用し、スイートエリアを最大24%もアップしています。
代を重ねるごとにシャープなアドレスビューになってきていますが、「P790(2025)」は打点中心部のバックフェース部に厚みが追加され、さらに力強さもアップ。独自の「貫通型スピードポケット」による初速性能の高さと、「スピードフォームエア充填剤」による心地いい打感に加え、番手別設計による飛ばしやすさと狙いやすさがブラッシュアップされています。

第一印象こそ上級者向けモデルに見えますが、寛容性と初速性能の高さは秀逸。芯を外したミスヒットでもほぼ芯を食った飛距離が得られるアイアンです。
打感も振り抜きも寛容性も高次元で実現した「ZXi5」
「P790」と同じヘッド長ながら構造はまったく異なるのがスリクソン「ZXi5」アイアン。世界中のゴルファーの間で支持されてきた前モデルに比べて長いソケットになったことは気づきにくいですが、実はそのぶんネック部が低くなっており、見た目からは想像できないほど低重心になっています。

また有名契約選手に「やさしすぎる」と言わしめた抜群の抜けを誇るV字の「ツアーV.T.ソール」も健在。非常に軟らかいS20C軟鉄コンデンス鍛造を施したボディーを採用したことで、過去最高の打感と好フィーリングも実現しています。
飛距離も高さもスピンも欲しいというニーズに応える、高い性能バランスを持ったスコアメイクアイアンといえるでしょう。
競技ゴルファーが求める操作性から、アベレージゴルファーが求める寛容性まで、「誰が使っても満足する」といえるほどアイアンに求められる要素が詰まっているこのモデル。ハーフキャビティ構造でここまでの性能を持たせているのはスゴいことだと思います。
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