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スパイクレスでここまで安定? アディダス「ADIPOWER 26 SL」実戦レビュー “飛ばせる足元”を検証
硬い芝でも強烈なグリップと安定感を発揮。スパイクレスとは思えない噛みつきと反発性能で、しっかり振りたいゴルファーの足元を支える一足です。
アディダスの新作スパイクレス「ADIPOWER 26 SL」

「飛距離性能を追求したトータルパフォーマンスシューズ」として登場したアディダスの新作スパイクレス「ADIPOWER 26 SL」。パワーバンド構造やREPETITORミッドソールなど、“パワー系”を想起させるテクノロジーが採用されていますが、実際にコースで違いは出るのか。これまでに15ブランド100モデル以上のゴルフシューズを履き比べてきた筆者(編集部員)がラウンドで試しました。
テストしたのは快晴の2月上旬。気温は約11度と低く、フェアウェイもグリーンも硬いコンディションでした。18ホールを乗用カート利用でプレー。普段はスパイクタイプの「Tour360 24」を履いており、ヘッドスピードは43m/s前後です。
足入れは楽、でも作りは本格派

まず好印象だったのが足入れのしやすさです。BOAタイプらしく履き口が大きく開き、スムーズに足が入ります。一方でシューズの作りはしっかりしており、見た目ほど重さは感じず軽快でした。つま先はややワイド設計ですが、足が細身でも広すぎる印象はなく、指先を使って踏ん張れる余裕があります。

BOAの締め上げは甲を中心に強く効く感覚です。序盤はワイヤーがなじむ過程でやや緩みを感じ、数回締め直しましたが、数ホール後には安定しました。以降はホールアウトまで調整不要でした。かかと部分の“キャットタンヒール”は体感として強く意識するほどではありませんが、ズレや擦れ、浮きは一切ありません。芝の上はもちろん、アスファルトでも歩きやすい印象でした。
スパイクレスとは思えない“噛みつき”

スイング時の安定性は特に印象的でした。切り返しからインパクトにかけて、ソールが芝に鋭く噛みつく感覚があり、強い安定感があります。ドラコンホールで思い切り振っても、体の回転に負けず地面をとらえ、しっかりつかまった球が出ました。
左足の壁も作りやすく、横ブレ抑制感もあります。スウェーを防いでくれるような安心感があります。つま先上がり・下がりの傾斜地でも滑る不安はありませんでした。フェアウェイ、ラフ、朝露の残る芝でも、グリップ性能はスパイクに勝るとも劣らないレベルです。
反発とクッションの両立

REPETITORミッドソールの特性もはっきり感じられました。芝の上では柔らかいクッション性があり、アスファルトやクラブハウス内ではやや弾くような反発感があります。スイング時には「踏んだ力が逃げず、そのままボールに伝わる」感覚があり、地面反力を使いやすい印象です。
終盤も足の疲労は強く感じませんでした。スニーカーのような楽さとは異なりますが、アスリート系モデルとしては疲労は少ない部類だと感じました。
結論:安定型のパワーシューズ

一言で表すなら、安定型でパワー志向のアスリート向けモデルです。ただし敷居が高すぎることはなく、「もっとしっかり振りたい」「ゴルフに本気で向き合いたい」というアマチュアにも十分合う懐の深さがあります。
レース(紐)タイプも展開しているのでダイヤル式が苦手な方はそちらを試してみてはいかがでしょうか。カラーバリエーションも豊富なので、色違いで楽しむのも面白い選択になりそうです。
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