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- まさかのホールインワン達成! 自腹で作ったミズノの「自分仕様」アイアン 完成度100%のはずが思わぬ洗礼
ミズノが主催する「グラインドオーダー会」では、ソール形状やメッキ、スペックなどを細かく調整できます。ゴルフライターの田辺直喜さんはそこで「Mizuno Pro S-1」アイアンを注文し、待つこと約2カ月、ついに製品が手元に届いたようです。今回はこだわりを持って作り上げた「自分仕様」アイアンの完成度についてリポートしてもらいました。
自慢したくなる特別なアイアン
ザ・ゴルフガーデン高島平(東京都板橋区)内にある「高島平ミズノフィッティングセンター」にて開かれた「グラインドオーダー会」に、筆者(ゴルフライターの田辺直喜)は以前、参加しました。憧れ続けたツアープロのように特別なアイアンを手にできることに胸が躍り、自腹で「自分仕様」のアイアンを注文。グラインドオーダー会の模様は、以前の記事でもお伝えしましたが、今回はその続報です。
一般的にアイアンのカスタムと言えば、ロフト角・ライ角の調整、シャフトやグリップの変更を指しますが、ツアープロのクラブを見ると、市販品とは違うカラーやメッキに仕上げられています。
過去にトーナメント現場へ取材に行っていた頃は、そんなプロの特別なアイアンを見て、非常にうらやましく感じていましたが、ミズノが開催する「グラインドオーダー会」では、アイアンやウェッジを自分好みの形状に研磨してもらえます。

待ち焦がれること約2カ月、ついに「グラインドオーダー」で注文した「Mizuno Pro S-1」(※以下「S-1」)アイアンが手元に届きました。仕事柄、新しいクラブを購入する機会は多いほうかもしれませんが、ここまでワクワクした気持ちになることはそうありません。
ザラッとした仕上がりの「ジルニッケル」で、ロゴの刻印はグレーカラーでシックに仕上げられた「S-1」は、まさに憧れ続けた自分だけの特別なアイアンです。
すぐに練習場へ向かい、PWから順にボールを打っていくと、「自分仕様」のアイアンは想像以上に気持ちよく打つことができました。
以前、「S-1」の試打クラブを打った時も、ソフトで衝撃の少ない心地よい打感でしたが、今回のカスタムでソールを「トリプルカット」に研磨し、抜けを良くした効果があるのかもしれません。
ラウンドで使用するに当たり、手持ちの弾道計測器「ボイスキャディSC4」で、番手ごとの飛距離も計測しました。以前まではタイトリスト「T100・S」アイアンを使用していましたが、同じ番手で打ち比べてみても、飛距離差はほとんどありません。
ロフトを2度立てた効果はしっかり出ているようです。ちなみに今回は、ミズノ独自の「FP戻し」によってロフト角を立てながらも、ネックがグースにならず、ストレートで構えやすい顔つきに仕上がっています。
マスターフィッターの平井誠一さんやクラフトマンの佐竹政寛さんと綿密に打ち合わせを重ねながら作っただけに、個人的に完成度は100点のアイアンだと思います。
マッスルバックの洗礼!? 初ラウンドはミス連発
練習場で打って好感触だった「自分仕様」のアイアンですが、初ラウンドでは思わぬ洗礼を受けることになりました。
セカンドショットでミスを連発したのです。

過去に使っていたアイアンは、複合素材でシャープでもミスヒットに対する寛容性を持ったモデルで、芯をちょっと外しても飛距離ロスや方向のブレが小さく抑えられました。しかし、今回新しく手にした「S-1」は、軟鉄一枚板の「マッスルバック」です。
当然ながらミスにはシビアで、初ラウンドではちょっと芯を外すと硬く嫌な打感とともに、ことごとくグリーンからこぼれてしまい、使いこなすには難しいと感じました。
初ラウンドは悔しい結果に終わりましたが、ミスがミスとしてしっかり結果に出る性能はゴルフに対するモチベーションを高めてくれ、暇を見つけては練習場でアドレスの取り方やスイングをイチからチェックしました。
「マッスルバック」は打ち損じると打球に大きなブレが生じますが、その分、弾道や感触で良いスイングができたか知ることができます。また、さまざまなことを考え、丁寧にアドレスを取り、気持ち良くボールを打てた時の感触は今までにない心地よさがありました。
新しいアイアンとともに、初心に返る気持ちでゴルフに取り組んだ結果、スイングの状態が目に見えて良くなってきました。
ベタピン連発! ついにはホールインワンも達成
最初は使いこなす難しさを感じた自分仕様の「S-1」ですが、練習のかいもあって、だんだんと手になじんでいきました。
スイングの精度が上がったことで、コースでも芯でボールを捉える確率が良くなり、改めて「マッスルバック」のメリットを感じるようになりました。
それは、ボールが飛びすぎないことです。

複合素材のモデルを使っていた頃は、ショートが減った一方で、想定よりもボールが飛び過ぎてグリーンをオーバーすることがありました。「S-1」は番手さえ間違えなければグリーンをオーバーするリスクが非常に低く、結果、今まで以上にピンに絡むショットが増えました。
とあるラウンドでは、8番アイアンでピンに直撃するショットを打つことができましたし、千葉県のスクランブル競技会に出場した際にはプロを抑えてニアピンを獲得しました。
極め付けはとあるコンペに参加した際、ピンまで128ヤードの距離をPWで打ち、人生初のホールインワンを達成しました。自分のスイングをレベルアップさせ、最高の結果に導いてくれたアイアンですから、しばらく手放せないクラブになりそうです。
ゴルフにおいてアイアンは、ラウンドでの使用機会が多く、スコアメークに直結する重要なクラブです。一方で、本数が多い分、購入コストがかかるという問題もあります。
新しいクラブへ定期的に買い替えるのも一つの選択肢ですが、こだわり抜いたアイアンを作り、長く使い続けるのもおすすめです。
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