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- 気になるけど買う勇気が出ない!? 「無名ブランドのレーザー距離計」って実際どうなの?
失礼ながら、知らない、聞いたこともないブランド名のレーザー距離計があふれるネット販売。1万円未満の格安なものから、本当にその性能が付いているの? と言いたくなる表記のものまで多種多様。今回は、メジャーブランド以外のレーザー距離計に注目してみました。
新しい発見! ネット検索すると知らない機種がたくさん
真夏のラウンド、自前のレーザー距離計でピンフラッグを捉えきれずに、計測に時間がかかりストレスを感じたことがありました。
帰宅後、おもわず「レーザー距離計 ゴルフ」と検索。すると、工具としてのレーザー距離計が先に並んでいました。その価格にびっくり。1万円に満たない金額でドイツのメジャーブランドの商品が多数販売されています。
「へーっ、そうなんだ。ツールとして基本的な仕組みは共通部分が多いはずだから、ゴルフ専用のレーザー距離計も実はもっと安くて良いものがあるのでは?」と疑問がわきました。
そこで、1.知らないブランド、2.他と差別化ができている、という条件で面白そうなレーザー距離計を探してみました。すると1万円に満たないものを多数発見。
その中で「計測可能距離1100ヤードまで対応」という文言が気になりました。黒いボディーにオレンジ色のラインが特徴的な「BOYA LX1000」はタイムセール特価で9584円でした。一般的に600ヤードが基準値と考えると驚きの高性能。迷わず買い物カートに入れました。
続いて、異なる観点の差別化にフォーカスして探してみたところ、「赤色/黒色表示切り替え」のまさかのワードを見つけました。「まさかの!」です。
これまで多数の距離計測器を試してみましたが、老眼に悩まされている筆者は、レーザー距離計の線や文字の表示は赤色が見やすいと感じていました。ただ、まぶしい日差しのもとでは黒色のほうが見やすいという事実。機種違いで赤色と黒色の双方を発売しているブランドはありますが、筆者の知る限りでは初めて目にした「赤色/黒色切り替え」という機能。
これだ! と直感が働き、白ボディーに黒のデザインを施した「Danact」は即買い物カート行き。説明文には、「これは日本の中小企業のブランドの商品です」と書かれていました。
1万8900円で「赤色/黒色切り替え」機能付きならコスパが高い。日本らしい高い技術を感じさせてくれそうな予感がしました。
ブランドに頼らない優れた商品を体感
翌週のラウンドにこの2機種を持ち込んでテストしてみました。まず1万円未満の「BOYA LX1000」。
計測ボタンを押すと反応は良い。計測スピードは速くもなく、遅くもなく、まずまず。直線距離だけでなく、傾斜での打つべき距離も表示。ピンフラッグが見渡せる直線的なパー4ホールでは、320ヤード先のフラッグを1回で拾いました。
1100ヤード計測可能という文言には偽りはなく、ポテンシャルの高さを感じました。これで1万円未満。まだレーザー距離計を持っていない方にオススメしたい高コスパな商品でした。
驚いたのが、もう一つの「Danact」。早速、ひかれた「赤色/黒色表示切り替え」機能に注目しました。ファインダーを覗くと赤色表記。計測ボタンを押すと瞬時にブルッと計測完了を教えてくれます。
その速度と振動は、他ブランドの上位機種に匹敵する上質な雰囲気を感じさせてくれます。続いて、注目の表示切り替えボタンを押すと黒色に表記が切り替わりました。本当でした。これこれ! こういうのが欲しかったのです。
これまではコストの問題で難しいのかなと思っていた機能を1万8900円の機種で実現してしまうのですから、日本の中小企業の技術力は恐るべし! と感じてしまいます。筆者の好むコンパクトサイズではありませんが、性能の高さに惚れ込みましたので、当面のエース機種になりそうです。
確かに、ブランドは信頼の証でもありますが、それがなくても魅力ある商品があふれていることがわかりました。選択肢が増えた今なら、自分自身のプレースタイルや価値観に適した商品は何なのかを意識した、自分ならではのこだわりの商品選びができそうです。
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