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速報試打! ツアー支給品ドライバー「パラダイム ツアー」と同「トリプルダイヤモンドS」 通常モデルと何が違う?

2023.05.22 鶴原弘高
ギアくら キャロウェイゴルフ ゴルフギア ドライバー パラダイム

世界中のツアーで多くの勝利を挙げているキャロウェイの「パラダイムシリーズ」。プロにのみ支給されていたツアーバージョンをごく少数の数量限定で一般販売されることが発表されました。このレア物をいち早くコースで試打したゴルフライターの鶴原弘高氏がインプレッションをお届けします。

「パラダイム トリプルダイヤモンドS」は許容性を備えた好バランスの美形ヘッド

「パラダイム トリプルダイヤモンドS ドライバー」は、ヘッド体積420ccという今どき珍しいタイプの小ぶりヘッドのモデルです(モデル名のSは、スモールのS)。通常販売モデル「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」が450ccなので、構えてみるとそれよりもヘッドの輪郭がひとまわり小さく見えます。ヘッドシェイプも洋ナシ型になっていて、見た目からしてツアープロが好みそうなモデルです。

「パラダイム トリプルダイヤモンドS ドライバー」はヘッド体積420ccと小ぶりで、均整のとれた洋ナシ型のヘッド形状
「パラダイム トリプルダイヤモンドS ドライバー」はヘッド体積420ccと小ぶりで、均整のとれた洋ナシ型のヘッド形状

 筆者はどちらかいうと投影面積の大きいヘッドが好みですが、「パラダイム トリプルダイヤモンドS ドライバー」は従来の「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」よりも構えやすく感じられました。なぜかというと、420ccというヘッド体積ゆえか、ヘッド全体で洋ナシ型の均整がとれているから。オーセンティックな雰囲気が備わっているだけでなく、ヘッド自体が美形なのです。

 前述した「パラダイム ツアー ドライバー」と比べると、アドレスすると少しだけフェースはオープンに見えます。こちらもロフト角10.5度のモデルだと、アドレス視点からはフェース面がよく見えます。構えたときに球が上がらなさそうな不安感はありません。

 素振りしたときから感じられるのは、スムーズなヘッドの振り抜きやすさ。ヘッドの局所を重く感じるようなことはなく、ヘッド全体がスイングに乗ってくれるようなフィーリングが得られます。そのおかげで、ゴルファーの意思でヘッド軌道をコントロールしやすい。いわゆる“操作性がいいヘッド”といえるでしょう。

「パラダイム トリプルダイヤモンドS ドライバー」には交換式ウェイトが2つ搭載されており、標準設定では前方が4グラム、後方が12グラムとなっています。このセッティングであれば、ちょうどいい“操作性のいいヘッド”として使いやすい。ツアープロ向けモデルだからといって、強いフェードバイアスのモデルでもないし、ヘッドが機敏に動き過ぎて扱いづらいモデルでもない。どちらかいうとチーピンのミスが出づらいモデルとはいえますが、難しすぎない絶妙なところでヘッドが設計されているように感じられました。

 とりわけ、やさしさが感じられたのは、芯を外したミスショットを打ったとき。AIによるFLASHフェース設計のおかげで、オフセンターでヒットしても大きなミスにならない。このような小ぶりヘッドでもミスヒット時の寛容性は最新版にチューニングされていることが、コースで打ってみるとよく分かりました。付け加えると、このモデルは打感も良い。きちんと金属音はしますが、感覚的にも操作性が良さそうな球持ちのいいフィーリングが得られます。「パラダイム ツアー ドライバー」よりもプロ好みしそうに思えました。

 ヘッド形状、構えやすさ、弾道、打感、すべてにおいて好バランス。ひょっとすると、名器として、この先ずっと「パラダイム トリプルダイヤモンドS ドライバー」を使い続けるゴルファーが出てくるかもしれません。

試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか●1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフクラブ関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。ギア好きゴルファーの会員制コミュニティサイト『3up CLUB』(https://3up.club/)では、配信される動画のキャスター兼編集長を務めている。Instagram :tsuruhara_hirotaka

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