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- 「目標に真っすぐ立つ」はそれほど重要じゃない!? 弾道が安定する「スイングに合ったアドレス」の作り方とは?
「スタンスのラインを飛球線に対して並行に合わせる」そう意識しているアマチュアは多いでしょう。それがハマる人もいますが、必ずしも正解ではありません。むしろ、窮屈なスイングになり、ヘッドスピードが落ちることも考えられます。まずは、スタンスの向きにとらわれず、連続素振りを20回行ってみましょう。
目標に真っすぐ立つと上体を捻転しにくい人もいる
スタンスのラインを飛球線に対して並行に合わせた場合、スイングに対して不具合を感じる人は少なくありません。
なぜなら、人によって体の特徴やクセが異なるからです。実際にクラブを振ってみると分かりますが、体を右に回しにくい人もいれば、左に回しやすい人もいるでしょう。仮に、体を左に回しやすく、右に回しにくい人がスタンスのラインを並行に合わせた場合、どうなるでしょうか。
まず、バックスイングでは十分な捻転を行えず、トップの位置が浅くなります。その結果、ダウンスイングでのクラブの助走距離が短くなり、ヘッドスピードが遅くなります。
スイングで大切なのは、インパクトでヘッドスピードをMAXまで持っていくことです。そのためには、バックスイングで上体を十分に捻転し、ダウンスイングでのクラブの助走距離を長く取りましょう。ボールを力強く打てるので、飛距離が伸びます。
体を右に回しにくい人は、クローズスタンスに構えるべきです。これなら、右足が妨げにならず、スムーズに体を捻転できます。
体が硬い人やシニア世代には特にオススメです。それでも回りにくい人は、右足のツマ先を開いたり、スタンス幅をやや狭めにして構えましょう。
目的に応じて微調整を行う
スタンスの向きだけでなく、ツマ先の向きやスタンス幅も人によって変わっていいはずです。自分にどのようなスタンスの形が合っているのか知りたい人は、連続素振りを20回ほど行いましょう。
フィニッシュまでクラブを振り抜いたら、そのままトップの位置までクラブを戻し、またフィニッシュまで振り抜く素振りです。
行う際の注意点は、足踏みをすることです。バックスイングでは左カカトを上げ、ダウンスイング以降では右カカトを上げましょう。足元の形にはとらわれず、とにかく自分がスイングしやすいようにクラブを振りましょう。
連続素振りを終えたら、足元の形をチェックします。クローズなのか、オープンなのか、あるいはスクエアなのか、左右のツマ先はどこを向いているのか、スタンスの幅はどれぐらいかをチェックしましょう。
股関節が硬い人はツマ先を開き気味にすると思いますが、気にする必要はありません。上体を回しやすくするためならば、むしろ開いた方がいいでしょう。
あとは、通常のショットでも先ほどの形どおりにアドレスするだけです。それがあなたのスクエアスタンスになります。
取材協力・Futako Golf Club(東京都)
【指導】森山錬(もりやま・れん)
1996年生まれ。レッスンは3カ月先まで埋まっている大人気プロ。平均飛距離300ヤード以上のドライバーショットを放つ。「Futako Golf Club」主宰。Instagram(@rengolf_54)で配信中の動画も大きな話題を呼んでいる。著書に「ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる(日本文芸社)」。公式ラインアカウント(lin.ee/dy4adIq)。
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