- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- スコアアップ
- ティーアップして待つのはNG!? プロが教える「長引くショットの待ち時間」を正しく過ごす方法
待ち時間の長いラウンドが珍しくなくなった昨今、スコアを左右するのは「待ち方」かもしれません。ティーショット前行動では何がNGなのか。待ち時間を味方にするコツをレッスンプロに解説してもらいました。
待ち時間は“気持ち”と“プレー”を切り離したほうがいい
近年はゴルフ場の混雑が常態化し、ティーショットの待ち時間が長くなっています。パー3ホールではカートが何台も並び、ハーフ2時間30分どころか、3時間近くかかるラウンドも珍しくありません。
待ち時間の過ごし方には、その人の個性が表れます。前の組がまだフェアウェイにいるのに、ボールをさっさとティーアップし、ドライバーを何度も振り回している人もいます。一方で、日陰に停めたカートに座って同伴者との会話を楽しみ、打順が来る直前までのんびり過ごしている人もいます。
ティーショットの待ち時間に「したほうがいいこと」「しないほうがいいこと」はあるのでしょうか。沖縄県のエナジック具志川ゴルフクラブ総支配人であり、レッスンプロでもある三浦辰施氏に聞いてみました。

「『したほうがいいこと』は、ハザードの確認とか、風向きの確認とか、次のショットをどうやって打つかを考えるための“素材集め”です。回ったことのあるコースであれば、グリーンのほうからティーイングエリアを見た景色を想像し、コースマネジメントをするのもいいと思います」
「『しないほうがいいこと』は、そこから先の準備です。『どこにティーアップしようか』とか、『どこを狙って打とうか』と考えるのは、自分たちの組が完全に打てる状態になってからのほうがいいです。まだ打てないのにティーアップして待つと、集中力が持続しません」
「ゴルフって、打つ前にいろいろ考えてもしょうがないところがあって、直感的に決めてプレーしたときのほうが、うまくいったりするじゃないですか。ですから、ショットを打つ前の“思考”に時間を使うのはOKですが、実際にショットを打つ気になるのはNGです」
ゴルフは考えるスポーツですが、考えすぎるスポーツではありません。打てない時間が長く続くほど、「まだかな」「早く打ちたいな」という気持ちがふくらみます。その結果、待ち時間そのものがストレスになってしまいます。
「座って待つか」「立って待つか」
待ち時間に「これから打つショット」のことばかり考えてしまう人は、「すでに終わったショット」を振り返ると気分転換になると三浦氏は指摘します。
「『あのときどんな傾斜で、どうやって打とうと思って、どうやって構えたか』というところまで思い出せると、経験の蓄積につながります」
「ボクの場合は、プレーしている時間とプレーしていない時間を切り離すため、すでに終わったショットを振り返るときは、必ずグローブを外します」
「それと、ボクは待ち時間に体が固くなってしまって動きにくくなることがあるので、できるだけ座らないようにしています」
「ただし、これはあくまでもボクの話であって、座って待っていたほうがリラックスできる人もいると思います。特にこれからの季節は、日陰に座って休んでいたほうが、体力温存のためにはいいんじゃないでしょうか」
プロゴルファーは基本的に、18ホールを一気に回ることを前提に、待ち時間の過ごし方を考えています。アマチュアゴルファーは、ハーフターンで1時間前後の待ち時間がありますし、毎ホール待つこともあります。
したがって、「立って待つか」「座って待つか」に絶対的な正解があるわけではありません。その人に合った待ち方を見つけることが大事なポイントです。
待ち時間の長さは、自分ではコントロールできません。変えられるのは、その時間をどうやって過ごすかだけです。イライラしながら待つのも、同伴者との会話を楽しみながら待つのも自由です。
ただ、自分で変えられないことに意識を向けるよりも、自分なりに気持ちを切り替える時間として使ったほうが、ゴルフを楽しめるのではないでしょうか。
文・保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
最新の記事
pick up
ranking











