外れるのはカップの右? 左? ミスの傾向別パッティング対策ドリル

14本のクラブの中で、最も使用する頻度が高いのがパター。ストロークの3~4割程度を占めるパッティングの回数が減れば、安定したゴルフができるようになるはず。ツアープロコーチの大本研太郎氏に、パッティング上達のコツを教えてもらった。今回のテーマはミスの傾向別パッティングドリル。

カップの左に外す人は3つのボールを見ながらストローク

 今回は、カップの左に外しやすい人、右に外しやすい人、それぞれの原因と狙い通りに打つための練習法をお伝えしたいと思います。

 まず、カップの左に外す人は、ボールやスパット、カップなどを凝視する傾向があります。ボールの行方を追ったり、カップを見れば、体のラインが開き引っ掛けが出やすくなるのです。また、一点を凝視すると体が硬直して、スムーズにストロークできなくなる恐れもあります。

カップの左に外す人は、ボールを凝視する傾向がある。前後2メートルにボールをセットし、すべてのボールが視界に入った状態でストロークすると、引っ掛けグセがなくなる

 オススメの練習法は、ボールの前後2メートル程度の位置にボールをセットし、3つのボールを見ながらパッティングするドリルです。

 視界を広く保ったままストロークできるので、ボールの行方を追いかけて引っ掛けるクセがなくなるはずです。

 また、左に外す人は前傾が深くなりがち。体を曲げるほど引っ掛けやすくなるので、前傾を浅くしてアドレスしましょう。

右に外す人は片足を上げて軸がブレないようにストローク

 続いて、カップの右に外しやすい人にその原因とオススメのドリルを紹介しましょう。

 カップの右に外す人は、そもそも「ヘッドを真っすぐ動かせば、ボールが真っすぐ転がる」と思っているのでは? しかし、これがミスの元。

右に外す人は、軸ブレを抑制できる片足ドリル(写真左)がオススメ。上げた足がグラつかないよう(写真右)に注意

 ライ角があり、重心が偏ったポジションにあるヘッドは、クラブの慣性を活かしてストロークすると、ヘッドが扇状に動き、フェースは開閉します。つまり、イントゥイン軌道が正しい動きなのです。

 イントゥインが理想の軌道ということは、ヘッドを真っすぐ動かせば、フェースは開いて当たりやすくなります。これが右に外す一因といえるでしょう。正しい軌道を知るだけでも、右に打ち出すミスは少なくなるはずです。

 右に外すもうひとつの原因が軸ブレです。ストローク中に体が左右にブレると、フェースが開いた状態でインパクトしやすくなります。片足を上げ、上げた足を動かさずにストロークすれば、軸がブレなくなります。

 バックスイングで体が右に流れる傾向がある人は、右足を上げる片足ドリルがオススメ。

 フォローで体が左に流れる人は、左足を上げて練習すると、バランスよくストロークできるようになるはずです。片足立ちだとどうしても不安定になる人は、ツマ先立ちから始めてみましょう。その際、地面にかかる足の圧が変わらないように注意してください。

“悪さ”する人差し指を浮かせて薬指に引っかけてグリップ

 軸をキープしても右に打ち出してしまう人は、手の使い方に原因があるかもしれません。

フェース向きをコントロールしようとすると、操作の指である人差し指に力が入る。人差し指を外して薬指でグリップするとヘッドの動きが安定する

 人差し指でグリップすると、手先でヘッドを操作しやすくなります。薬指でグリップを引っ掛けるように握れば、クラブの慣性を活かしたストロークになり、自然なイントゥイン軌道を描けるようになります。

 どうしても人差し指を使ってしまうなら、人差し指を浮かせてグリップするといいでしょう。狙い通りの方向に打ち出せるはずです。

取材協力・GPC恵比寿

【指導】大本研太郎(おおもと・けんたろう)

1974年生まれ。レッシュプロジェクト・マスター級トレーナーの資格を所持。データと理論に基づくティーチングの他、マネジメントやメンタルの分野にも精通したレッスンに定評がある。2018年PGAティーチングアワード最優秀賞を受賞。プロコーチとして、東浩子、藤田さいき、臼井麗香らの指導も行っている。「GPC恵比寿」主宰。

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右に外す人は、軸ブレを抑制できる片足ドリル(写真左)がオススメ。上げた足がグラつかないよう(写真右)に注意
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