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- ガソリン高っ!! ゴルファーならガソリン車とハイブリッド車の価格差を短期で逆転できるのか?
ガソリン価格が高騰しているなか、燃費のよいハイブリッド車を検討するゴルファーが増えているようです。ただ、ガソリン車と比べて、ハイブリッド車の価格は割高に設定されていることがほとんどです。では、その価格差を逆転するためにはどのくらいの距離を走行する必要があるのでしょうか?
「元を取る」にはかなりの距離と年月が必要
ガソリン価格の高騰が続いていますが、現在の世界情勢を考えると今後も高止まりが続くことは確実といわれています。そのような状況のなかでわれわれができる生活防衛策は「できるだけガソリンを使わないこと」に尽きます。
しかしゴルファーにとって「できるだけガソリンを使わない生活」とは「ゴルフに行かない」とほぼ同義になります。月一ゴルファーであればほとんど影響はないかもしれませんが、それ以上ゴルフへ行く人にとっては、昨今のガソリン高騰はプレーフィーの値上がりと相まってかなりの打撃といえそうです。
ゴルフは行くけどなるべくガソリンを使わないのが理想。節約するためには、エコドライブを心がけたり、公共交通機関を積極的に利用したりするなどがあります。また、クルマの買い替えを検討している場合には、より燃費性能の高いハイブリッド車を選択するという方法もあります。
ただ、ほとんどの場合、同じクラスのガソリン車に比べてハイブリッド車の価格は割高に設定されています。ハイブリッド車を選ぶことで日々のガソリン代は節約できたとしても、購入時点でより多くの金額を支払っていては本末転倒です。
では、どのような利用方法であれば、ハイブリッド車の方がお得といえるのでしょうか?
今回は2023年上半期に最も売れたクルマのひとつであるトヨタ「ヤリスクロス」を例に検証してみます。
中間グレードの「G」の価格を見ると、ガソリン車は202万円ですが、ハイブリッド車は239万4000円と実に37万4000円もの違いがあります。
一方、両車のカタログ燃費(WLTCモード)を見ると、ガソリン車は19.8キロ/リッターですが、ハイブリッド車は30.2キロ/リッターとこちらも大きな開きがあります。
レギュラーガソリン価格を180円/リッター、年間走行距離を1万キロと想定した場合、年間のガソリン代はガソリン車が約9万909円、ハイブリッド車が約5万9603円となり、1年間で3万1306円の差が生じます。
この計算では、ハイブリッド車が37万4000円の価格差を逆転するためには、毎年1万キロの走行を続けたとしても12年弱の歳月を要することになります。
年間1万キロを走行するためには、平日に日常的にクルマを利用したうえで、週末や連休には遠出をする必要があります。
毎週のようにゴルフに向かう人であれば決して不可能な距離ではありませんが、それを12年近く継続するのはあまり現実的とはいえません。また、新車から12年近く同じクルマに乗り続けるケースもそれほど多くはありません。
ハイブリッド車には税制優遇があるため、税金を含めたトータルコストを考えると、その差はさらに縮まります。それでも、年間1万キロ程度の走行距離では、ハイブリッド車がガソリン車との価格差を逆転するのは難しいといえそうです。
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