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- ロッカールームのスリッパや新聞紙の束… ゴルフ場クラブハウスにある「謎アイテム」の使い方
ゴルフ場のクラブハウスには、最近はほとんど使用しないのに昔からの習慣でそのまま置いてある「謎アイテム」があります。どうやって使うのが正解なのでしょうか。
ロッカーにスリッパが入っているのは浴室に行くときに履くため
ゴルフ場に初めて足を踏み入れると、ゴルフスクールやゴルフ練習場では見たことのない設備がいろいろあります。フロントの受付の仕方も分かりませんし、受付でロッカーキーのついたスコアカードフォルダーを渡されても、それで何をしたらいいのか分かりません。
近ごろはスコアカードフォルダーにICチップが内蔵されており、それで自動販売機のドリンクが購入できたり、練習場の球貸し機も利用できたりしますが、そういったことも誰かに教わらないと分かりません。

日本のゴルフ場の8割以上が会員制です。会員制のゴルフ場は、施設の使い方をビジターに教えるのはメンバーの役割というスタンスを取っています。しかし今の時代、ビジター同士の組み合わせも受け入れているメンバーシップコースが多数派ですから、サービス業としては不親切だと感じます。
そんなわけで最近ゴルフを始めた人たちからゴルフ場の設備についていろんな質問を受けることがあります。よく聞かれるのは「なんでゴルフ場のロッカーにはスリッパが入っているんですか?」です。
ゴルフ場のロッカーにスリッパが入っているのは、浴室に行くときに履くためです。どうして浴室に行くときにスリッパを履くのかというと、浴室の下駄箱で靴の履き間違えが起こるからです。
昔はゴルフ場に行くときもジャケット着用で、足元も紳士靴や婦人靴で身だしなみを整えて入場すべきという文化でした。今はそこまで厳格にドレスコードを遵守させるゴルフ場は少なくなりましたが、今でもそういう文化が残っている名門コースもあります。
紳士靴や婦人靴は似たようなデザインが多いので、靴の履き間違えがよく起こっていたのです。自分の靴が見つからないゴルファーは焦りますが、履き間違えた本人は自分の靴だと思い込んでいますから、そのまま家に帰ってしまいます。
ゴルフ場はこのトラブルを減らすために、ロッカーにスリッパを入れることにしました。そして「靴の履き間違えが起こることがありますから、浴室に行くときはスリッパを履いてください」と案内していました。
今はそのような説明書きを掲示しているゴルフ場が少なくなりましたから、なぜスリッパが入っているのか分からないまま、自分の靴やゴルフシューズで浴室に行くゴルファーが増えています。
新聞紙の束が置いてあるのはゴルフシューズの湿気を取るため
ゴルフ場の浴室の下駄箱に行くと、新聞紙の束が置いてあることがあります。浴室ではなくロッカールームの入り口に置いてあることもあります。あれもゴルフを始めたばかりの人には謎らしく、「あの新聞紙って何のために置いてあるのですか?」とよく聞かれます。
ゴルフ場のロッカールームや浴室に新聞紙の束が置いてあるのは、ゴルフシューズの中に丸めて詰め込み、湿気を取るためです。雨の日や夏の暑い日のラウンド後はゴルフシューズの中がビショビショに濡れていることがあります。そのままにしておくとカビや悪臭の原因になります。

新聞紙を丸めて詰め込み、帰宅したら湿気を吸い込んだ新聞紙を取り除きます。その後、風通しのよいところで自然乾燥すると、次回のラウンドで心地よく履ける状態に戻ります。
新聞紙に関しては「シューズの湿気取りにご利用ください」という説明書きを添えている施設もありますから、それで使用方法を知ったというゴルファーもいます。
さらに親切なゴルフ場は、新聞紙をあらかじめ丸めておいてくれたり、新聞紙を細かく切ってネットにくるんだ状態で置いてくれていたりします。
そのようなゴルフ場を見ると、サービス業としての意識が高いことに感心するとともに、もう一度行きたいゴルフ場リストの上位にランクインします。
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