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- いちいち何番を打ったか覚えてなかったけど…ボールに書かれた数字の意味は? 何の役に立つの?
ほとんどのゴルフボールには、メーカーロゴの下に数字がプリントされていますが、どのような役割があって番号が振られているのでしょうか?
同伴者のボールと区別したり本球と暫定球を識別するために必要
ゴルフボールはメーカーやブランドごとに特徴が異なり、「スピン系」や「ディスタンス系」など性能の違いもあり、ゴルファーによって好みが分かれます。
ボールをなくす可能性が高いビギナーは、とにかく価格の安いボールやロストボールを使用する人が多い半面、ショットの安定している上級者のなかには、1球1000円近くする高性能なボールを使用する人もいます。
ゴルフボールはピンからキリまで、さまざまな種類が販売されていますが、必ずすべてのボールに数字がプリントされています。
ボールにプリントされている数字は「ボールナンバー」と呼ばれており、ダースでボールを購入する場合は、スリーブ(3個入りの箱)ごとに「1」「2」「3」「4」が基本です。ハイナンバーのダースは、「5」「6」「7」「8」が一般的で、メーカーやブランドによっては、「11」や「22」のような「ダブルナンバー」を採用していることもあります。では、プリントされている数字はどのような場面で役立つのでしょうか?
まず同伴者に同じメーカー、ブランド、色のボールを使用しているプレーヤーがいた際は、プリントされた数字で識別します。人気メーカーのボールは同伴者と被ることもめずらしくないので、スタートホールでティーオフするまえに「タイトリストの◯番です」と宣言しておきます。
ゴルフ場の経営コンサルティングの飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、「一般的には、ラウンド開始時に『今日はよろしくお願いいたします』とあいさつをしたあとに、ボールのメーカーと番号を伝えてティーオフするのがスマートです。たとえ同じ銘柄のボールを使用している人がいなかったとしても、伝えておくのが無難です」と話します。
また暫定球を打つ際にも、「OBかもしれないボールは1番で、いまから打つのは2番」と把握しておくことで、間違いを防ぐことができます。暫定球とは、打ったボールがOBもしくはロストしている可能性がある際に、念のため再度ボールを打っておくことをさします。
たとえば、OBかもしれない150ヤードのショットを打った場合、落下地点までOBであることを確認しに行って、再度もとの場所に戻ってショットするのでは、時間がかかりすぎてしまいます。
プリントされた数字に強いこだわりがあるゴルファーも
さらに、より識別しやすくするために、ボールにペンでマーキングすることもルール上認められています。最初に打った本球にはマル、暫定球には星といった分かりやすいマーキングをしたボールを使用することにより、一目で判断することができます。
ほかにも、ゴルファーのなかには願掛けとして自分の好きな数字がプリントされたボールを使用する人もいます。「4番は縁起が悪いから使わない」「〇番は好きな野球選手の背番号だから」「99番のボールを使って100切りを狙う」などさまざまです。
好みの数字のボールを購入したいゴルファーは、ダースで購入するのではなく、スリーブで探すのがオススメです。ベストスコアが出そうな場面などでは、メンタルを補強する要素としてラッキーアイテムに頼ることも必要かもしれません。
プロゴルファーでも験担ぎで数字にこだわる人は一定数いるそうなので、長年ベストスコアを更新できずにいるゴルファーは、気分転換に運が開けそうなボールを選んでみるといいかもしれません。
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