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- 岡本綾子、ミケルソン…有名プロにも多い“隠れ右利き・左利き” 実は利き手と逆で打ったほうがうまくなるの?
左利きの人は、世界的にみて人口の約10%いると言われますが、ゴルフ人口でみると、レフティー(左打ち)の割合はガクッと下がります。一方でフィル・ミケルソンのように実際には右利きなのに左打ちを選択した選手も。超一流がそうなら、ゴルフスイングは利き手と逆で打ったほうがうまくなる場合もあるのでしょうか?
岡本綾子はソフトボールでサウスポーの剛腕エースとして鳴らした
前半9ホールが終わり、さあ昼食。食事を楽しみながらふと視線を上げたとき、目の前の同伴者が左利きなのを知ることがあります。
ペグシルを使ってスコアをつけているところでも見ればプレー中に気づくのでしょうが、昨今はカート備え付けのナビやスマホのアプリに入力するケースも多くなりましたから「書く」動作もなく、「お箸を持つ」姿に意表をつかれることがあるのです。

左利きの人は、世界的にみて人口の約10%いると言われます。日本では漢字の書き順、習字、お箸の文化があるためか、以前は就学前後に矯正するケースも珍しくなく、周囲であまり見かけませんでした。でも今30代以下の人だと、小中学校のころ1学年に数人は左利きの人がいたのではないでしょうか。生まれつき得意なほうを優先して使う人が増えたのだと思います。
ところが、ゴルフ人口でみると、レフティー(左打ち)の割合はガクッと下がります。約5%と言われますが、一般ゴルファーの体感ではそこまでいないようにすら感じます。世界のプロゴルファーを見渡してみても、レフティーで知られているのはフィル・ミケルソン、バッバ・ワトソン、ブライアン・ハーマンくらいでしょうか。日本では、昨年からツアーに加わった細野勇策(20歳)が、羽川豊以来、数十年ぶりにやっと現れたところです。
レフティーゴルファーは、なぜこんなに少ないのでしょうか。
そのヒントは、“隠れレフティー”の多さにありそうです。“隠れレフティー”とは、冒頭で挙げたようにゴルフでは右打ちをしているけれども、もともと日常生活は左利きの人を指します。日本のプロゴルファーで有名なのは、かつて米ツアー賞金女王にも輝いた岡本綾子です。岡本はソフトボールの強豪校から実業団のチームへ進み、サウスポーの剛腕エースとして国体に優勝。ソフトボールを引退後に右打ちでゴルフを始め、世界の頂点まで登りつめました。
海外のトッププロをみても、著書やインタビューが残っているベン・ホーガンの時代から現在に至るまで、“隠れレフティー”は多数います。ただ、お箸を使う習慣や習字の文化がない欧米では、動作によって両方の手を使い分けるなど、効き手に対するこだわりや作法の面での制約は、日本ほど強くないのかもしれません。「もともと日常生活は左利き(あるいは右利き)」という認識自体が薄いかもしれません。
いずれにせよ、トーナメント中継などで右打ちのスイングを見慣れているプロたちが、日常では左利きで生活していると思うと意外な感じがします。同時に、レフティーゴルファーが少ないのは、そうした“隠れレフティー”が多いからではないかと思えます。
では、なぜ左利きの人が“隠れレフティー”になってしまうのかというと、おそらくそれは左打ち用のクラブが圧倒的に少ないのが理由でしょう。特にジュニアからゴルフを始めた人やプロを目指すような人は、時代や上達に応じてクラブを片っ端から試し、次々に変えていきます。しかし、左打ち用の選択肢は極めて少なく、とっかえひっかえというわけにはいきません。細かい点では、グローブや練習場の打席にも同様のことがいえます。
ちなみに、ミケルソンは“隠れレフティー”とは反対の、“隠れ右利き”です。日常生活では生まれつき右利きのミケルソンが、なぜかクラブの選択に困るレフティーになったのは、ゴルフのコーチであった父と向かい合わせでスイングを真似し、教えてもらったためだという話は有名です。
利き手と逆で打ったほうがダウンスイングが安定する可能性も

それにしても、“隠れレフティー”も“隠れ右利き”も、レジェンド級の超ビッグネームが多いという事実には驚かされます。利き手と反対打ちをすることには大きなメリットがあるのかもしれません。
ならばアマチュアも、日常生活で左利きの人は、そのまま左打ちをするよりも右打ちに変えたほうがうまくなるのでしょうか。
もしそうなら、左利き右打ち(“隠れレフティー”)は、右利き右打ちの人よりも有利なのでしょうか。
以前ある日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロを取材した際、次のように言っていたのを思い出しました。
「指導者によって意見の分かれるところかもしれませんが、私の場合は、左利きの初心者がまだクラブを買っていなければ、レッスンのはじめに『右打ちにしませんか?』と提案します。いちばんの理由は、その人がこれからクラブを買うとき、買い替えるとき、また練習場の打席など、ことあるごとに不自由を感じないで済むようにです。もう一つ、スイング面のメリットについても話します。左利きの人が右打ちをすると、強くて器用な左腕・左サイドを使ってダウンスイングをリードすることができるのです。左腕には打球のコントロールを司る役目があるので、方向性のいい球を打てるようになります」
「ただ、すべての“隠れレフティー”が、利き手と反対打ちのスイングを習得できるとは限りません。そのことも付け加え、最終的にはご本人に決めていただきます。また、アマチュアの“隠れレフティーあるある”なのですが、年月を経るにつれ、だんだん“右利き右打ち”の人に近づいていきやすくなります。『左腕を伸ばしてクラブを下ろしましょう』『左腕のリードを意識してください』など、右利きの人にレッスンするのと同じアドバイスをしていることもあります」
右にしろ左にしろ、ゴルフスイングは一日にして成らず、なのですね。
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