記入している人を見たことない!? マスター室前にある細長いスコアカードって何に使うの? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

記入している人を見たことない!? マスター室前にある細長いスコアカードって何に使うの?

最近はカートナビや携帯アプリにスコアを記入するひとが多くなりましたが、ゴルフ場のスコアカードを利用しているゴルファーもたくさんいます。スタート前にキャディマスター室前にスコアカードを取りに行くと、通常のスコアカードとは別に、細長い紙に印刷されたシンプルな紙を見かけることがあります。

ゴルフ場のメンバーがハンディキャップ取得のために使う

 ゴルフ場に行くと、マスター室前にスコアカードが置いてあり、ゴルファーが1枚ずつピックアップして自分のスコアを記入するのに使います。

 その横にときどき、細長いスコアカードが置いてあることがあります。通常のスコアカードは表紙にコースの写真が掲載されていたりしてカラフルですが、細長いスコアカードはモノクロ印刷で無機質な印象があります。

 あの細長いスコアカードはいったい誰が何のために使うのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

その存在は知っていても、本当の用途を知らないゴルファーも多い「ストロークコントロールカード」
その存在は知っていても、本当の用途を知らないゴルファーも多い「ストロークコントロールカード」

「あれはストロークコントロールカードといって、ゴルフ場のメンバーさんがハンディキャップを取得するために提出するスコアカードです」

「ハンディキャップを取得するためには、いつ、誰が、どこのゴルフ場の、どのティーイングエリア(どのグリーン)を使用して、どんなスコアで回ったかをゴルフ場に提出しなければなりません」

「ゴルフ場は提出されたスコアをコントロールしてハンディキャップを算出します。スコアをコントロールするというのは、例外的な悪いスコアがハンディキャップに過度の影響を与えるのを防ぐために、ハンディキャップに応じて各ホールの上限スコアが設定されているんです」

「ハンディキャップが9以下であれば、1ホールのスコア上限はダブルボギーです。10~19の人は上限が7打、20~29の人は8打、30~39の人は9打、40以上の人は10打と決められています」

「ですからシングルハンディの人がトリプルボギーを打っても、ストロークコントロールでダブルボギーに下方修正します。ハンディキャップ査定のために使用するスコアは実際のスコアとは違います」

「そこから先のハンディキャップ計算方法は説明がとても難しいのですが、ストロークコントロールされたスコアからコースレーティングを引き、113(標準スロープレーティング)を掛けてスロープレーティングで割り、小数点第2位を四捨五入した小数点第1位の数値で表示します」

ホームコース以外でプレーしたスコアも提出できる

 ハンディキャップの計算方法の説明は難しくてよく分かりませんでしたが、初めてハンディキャップを取得する人は最低3枚のスコアを提出するとハンディキャップが算定されるそうです。

「メンバーさんはホームコースでプレーしたときだけでなく、他のゴルフ場をプレーしたときも、そこがJGA(日本ゴルフ協会)に加盟していて各地区ゴルフ連盟に所属していれば、スコアを記入してホームコースに提出できます」

「ストロークコントロールカードが置いてあるゴルフ場には、その隣に提出用の木箱が置いてあります。ゴルフ場はその箱からスコアカードを回収してシステムに入力し、ハンディキャップを算出するという仕組みになっています」

 ハンディキャップを取得するには通常のスコアカードではなく、ストロールコントロールカードを提出しなければならないのでしょうか。

「いや、そんなことはありません。通常のスコアカードでも大丈夫です。ただし、ハンディキャップを取得するには、どのティーイングエリアを使用したか、どのグリーンを使用したかという情報をゴルフ場に伝えなければなりません」

「通常のスコアカードは、その情報を伝える方法が少し曖昧です。ストロークコントロールカードはそういった項目がすべて用意されているので、オフィシャル感があります」

 いつかゴルフ場のメンバーになってストロークコントロールカードを提出し、ハンディキャップを取得するようなゴルフライフを送ってみたい気持ちもありますが、今はゴルフ場のメンバーにならなくてもハンディキャップを取得する方法があります。

 楽天GORAやGDOなどのゴルフ場予約サイトでもJGA(日本ゴルフ協会)公式ハンディキャップインデックスを取得できる仕組みがあるので、興味がある人はぜひ調べてみてください。

【写真】飛距離アップでハンディを減らす! アーリーリリースでドライバーを速く振る方法

画像ギャラリー

トップから切り返しに移行するタイミングで手首をリリース。ヘッドを遠回りさせることで遠心力が働きヘッドスピードがアップする
トップでは右手人差し指のツケ根でクラブの重さを感じること。右手の小指側に手首を曲げてリリースする
右手の人差し指のツケ根にクラブの重さを感じてトップを作る。切り返しは、タメを作らずに右手首を小指側にリリース。遠心力を利用できてヘッドスピードが上がる
右手の人差し指のツケ根にクラブの重さを感じてトップを作る。切り返しは、タメを作らずに右手首を小指側にリリース。遠心力を利用できてヘッドスピードが上がる
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ダウンスイングでタメを作ると、フェースが戻り切らずに球がつかまらなかったり、入射角が鋭角になりすぎ、飛距離をロスする可能性がある
川崎志穂(かわさき・しほ)
その存在は知っていても、本当の用途を知らないゴルファーも多い「ストロークコントロールカード」
キャディー付きの場合は助手席が一番上座で後席真ん中が末席、セルフプレーの場合は運転席が末席で後席が上座
プレーの技量が影響しないスタートホールまでやインターバルの移動は一番若い方が運転すると良いでしょう
ゴルフ場でよく見かける4人乗りタイプ(G30Es) 写真:ヤマハ発動機
海外ではメジャーな2人乗りタイプ(YDRA1) 写真:ヤマハ発動機
ゴルフカートは左ハンドル
リモコン式のカートはリモコンか本体のボタンで発進・停止を行う
怒られてしまう可能性がある立ち位置はココ!飛球線後方に立つのはマナー違反です
ショットをしようとしているゴルファーの邪魔にならない理想的な立ち位置はここ
ラインを踏む可能性があると思う時は「ここを踏んでも大丈夫ですか?」と同伴競技者に確認しよう

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