- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 「毎回記入するのが面倒くさい」と思わないで! ゴルフ場で署名が必要な3つの理由とは?
ゴルフ場にチェックインをするとき受付用紙が渡されて氏名や住所などを記入するように言われます。なぜ毎回書く必要があるのでしょうか。
忘れ物を同姓同名に渡すことの回避や反社会勢力のチェック
ゴルフ場に到着したらフロントでチェックインを行いますが、係員から受付用紙が渡され、氏名や住所、電話番号、暴力団等反社会勢力ではないことなどを記入します。

チェックイン時だけでなくレストランを利用する際や練習場に行く前にもサインを求められることがあります。
なぜゴルフ場ではプレーする前に住所や氏名などの情報を記入しなければならないのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「受付用紙には氏名や生年月日、住所や電話番号を記入する欄がありますが、これらを書かなければならない理由の1つ目として、そのゴルフ場で忘れ物があった場合に万が一同姓同名の人がいたとしても区別できるようにするためです。」
「ゴルフ場は、不特定多数の人が利用するだけでなく帽子やグローブなどラウンド時に携帯する小物類が多いです。かつてはセキュリティボックスもそれほど導入されていなかったので、財布といった貴重品の忘れ物や落とし物がよくありました」
「名前だけで判断すると同姓同名の別人に渡す可能性があり、利用者同士やスタッフをも巻き込んだトラブルに発展しかねないので、ほかの情報を記入してもらうことで、確実に落とし主を本人確認できるようにダブルチェックを行っています」
携帯品のひとつひとつに名前を書いている人は少ないかもしれませんが、その分落としてしまったら持ち主の断定は一層難しくなります。全ての利用者に何の気兼ねもなくプレーしてもらえるように、ゴルフ場も丁寧な確認で配慮しているのでしょう。
そのほかにも理由はあるのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「2つ目の理由としては、暴力団に所属している人間であるかどうかを判断するためです。もし、暴力団員であることを隠してプレーすると、そのゴルフ場をだましたとして詐欺罪に問われます」
「ですから、警察や自治体と連携して『暴力団排除条例』に基づき、自分が暴力団員でないことを約束するためにチェックマークを入れたりサインをしたりする必要があります」
ゴルフ場利用税の徴収
また、生年月日や年齢を記入する理由としてゴルフ場利用税の対象者かを判断しています。18歳未満や70歳以上の人は非課税になるため、誤って徴収しないようにしています。
近年ではゴルフ業界でもデジタル化が進み、受付用紙に手書きで記入しなくてもチェックインできるゴルフ場も増えています。
専用のアプリなどを介してQRコードでのチェックインや精算を行えるサービスがあり、利用者は事前に基本情報を入力した情報を自動精算機に読み込ませるだけで受付などが完了する仕組みになっています。この場合でも、暴力団排除条例に基づく同意を求める画面が表示される場合もあります。
毎回記入を求められるので、なかには面倒に思っている人も多いかもしれませんが、受付用紙の記入には重要な意味があるのです。
最新の記事
pick up
-
ナイスショット連発で上重アナも仰天!? キャロウェイ「ELYTE」シリーズをラウンドで使用するとアマチュアにとって大きな恩恵が!<PR>
-
【連載コラム】なぜフォーティーンのクラブは人を魅了するのか? 美しいフォルムに宿る揺るぎない性能・その秘密を開発者に聞く<PR>
-
クラブと体の「接点」は重要! テーラーメイドのツアーボール「TP5」「TP5x」と「プレイヤーズ グローブ」は細部までこだわった逸品<PR>
-
もはやゴルフウエアに見えない!? 「& GOLF」が作り出した日常に溶け込める新定番ウエアスタイルでオシャレに街へ!<PR>
-
ゴルファーの9割は勘違いしている!? 超人気パターコーチが語った「モデル別アライメントボール」の正しい活用法
ranking