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- 「暑いからキャンセル」が続出だったってホント!? 今後のゴルフ場夏期営業はどう変わっていくの?
日本全国が猛烈な暑さだった今年の夏。ゴルフ場ではこれまでの営業方法やメンテナンス方法では対応できないような事態に陥っていたといいます。そこで、来年以降はどのような対策を考えているのか聞いてみました。
気温が下がらないのでこれまでのメンテナンスが通用しない
記録的な暑さとなった今年の夏、異常な高温の影響により芝に大きなダメージを負ったゴルフ場も数多くありました。
プレーに訪れるゴルファーの動きも変化があり、暑い時間帯のプレーを避ける傾向が見られたといいます。9月いっぱいまで続いた猛暑をゴルフ場はどのように乗り切り、これからも続くであろう酷暑にどう対応していくのか聞いてみました。

これまで、ゴルファーにとってつらい季節は冬でした。寒いうえにグリーンは凍る、降雪によるクローズの心配もしなければなりませんでした。「冬はゴルフをしない」というゴルファーは多くいます。
しかしここ数年は、冬以上に夏のゴルフがつらくなったと感じているゴルファーが増えています。キャンセルの理由に「暑いから」という言葉を聞くようになったのは珍しい話ではなくなったそうです。コースメンテナンスもこれまでの方法が通用しなくなっています。
「これまでは水分が足りない箇所に散水することで、芝へのダメージを抑えていました。しかし今年は、夜間になっても気温が下がらずに、撒いた水がお湯になってしまうことで逆に芝を傷めてしまうこともありました。病気になった部分に肥料を与えるなどしても、それが逆効果になることもありました」と、あるゴルフ場のコース管理課はいいます。
ゴルファーの傾向に加え、コースメンテナンスにもこれまでと違った対応が求められるようになりつつあるそうです。
通常プレーでも1組目のスタートが6時台になる!?
ゴルフ場の営業担当者に来夏の集客方法がどう変化しそうなのか聞いてみました。
「今年は当ゴルフ場では10時台の気温が上がる時間帯の予約が減りました。やはり暑さを避ける人が増えているようです。そうなると来年涼しい早朝の時間帯からスタートして午前中の内にホールアウトできるスループレーのみにして営業することを考える必要がありますね」と話します。
早く営業を開始して早く終わらせるスタイルにチェンジすることで、従業員の就業時間も変わっていく可能性があるといいます。
コロナ禍で一時期増加したスループレーですが、アクセスや来場者の客層によっては難しいゴルフ場もあります。
「うちのゴルフ場では、昼食を挟むプランのトップスタートは7時台に設定していましたが、6時台に変更しました」と話します。ただでさえ朝の早い時間からプレーするゴルフですが、来年の夏からは更に早くなる可能性がありそうです。
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