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- 「バンカー嫌い」なら気にするべき!? 設計家によって「バンカーの入りやすさ」は大きく変わるの?
なかなか練習する機会がなく、苦手にしているアマチュアも多い「バンカーショット」。そんなバンカーショットだが、コース設計家によって「入りやすさ」に違いがあるといいます。
加藤俊輔氏設計のゴルフ場はバンカーに入りやすい!?
先日ラウンドしたゴルフ場はティーショットもセカンドショットもバンカーが絶妙なポジションに配置されており、1ラウンドで8回もバンカーショットを打つハメになりました。内訳はフェアウェイバンカー3回、ガードバンカー5回です。
こんなにたくさんのバンカーショットを打ったラウンドはいつ以来なのだろうと今年のスコアカードの記録を振り返ってみると、6月にバンカーショット9回というラウンドがありました。
でも、このときのラウンドはバンカーから1打で脱出できずに同じバンカーで2回打ったケースが2度ありましたから、1ラウンドで8個のバンカーに入れたのは今シーズン最多です。
次に多かったのが7回で、その次が6回でした。それ以外のラウンドはバンカーショットが4回以下でした。
各ラウンドのバンカーショットの回数を調べていたところ、面白いことに気づきました。今回のゴルフ場とバンカーに7回入れたゴルフ場の設計者が同じだったのです。太平洋クラブ設計部から独立して数々のゴルフ場の設計を手がけた加藤俊輔さんです。
加藤さんは日本で最も多くのゴルフ場を設計した方で、設計コースは70を超えています。2018年4月に84歳で逝去されましたが、ゴルフ雑誌の編集部時代に取材でお世話になりましたから、「加藤さんの仕掛けたワナにまんまと引っかかったのか」と懐かしい気持ちになりました。
バンカーが少ないゴルフ場を選ぶのもアリ
バンカーはゴルフ場の戦略性を高めるのに効果的なハザードですが、アマチュアゴルファーで苦手にしている人はすごく多いです。その理由は練習環境がないからです。
通常のショットは打ちっぱなし練習場やインドアスタジオで練習できますが、バンカーショットはゴルフ場と同じようなシチュエーションで練習する環境がありません。
打ちっぱなし練習場にバンカーが併設されている施設もありますが、追加料金が必要なケースが多く、利用するのに二の足を踏んでしまいます。
ゴルフ場のアプローチ練習場でバンカーショットの練習をするのが最も現実的ですが、飛球線方向に他のゴルファーがいると「ホームランしたらどうしよう」と不安になり、強く振り抜くことができません。結局、バンカーショットはコースでぶっつけ本番となり、経験値がなかなか上がりません。
筆者も昨年までバンカーショットが苦手でした。しかしラウンドレッスン中にプロからもらったアドバイスをきっかけに苦手意識がなくなってきました。
簡単に説明すると、「バンカーショットはフェースを開いてボールを上げるのではなく、ハンドレートに構えれば自然と上がるので、あとは普段どおり振り抜いてください」というアドバイスが自分にフィットしました。
だからといってバンカーショットが得意になったわけではなく、前述したように1打で脱出できないことが今でもありますから、できるだけバンカーに入れないようにコースマネジメントしています。
バンカーショットに自信を持てるようになるには、とにかく練習するしかないのでしょうが、筆者が以前、プロゴルファーから教わって役に立った練習法があります。それはクラブをソールせずに(地面につけずに)打つ練習をすることです。
ボールがバンカーに入るとクラブをソールすることができません。普段のショットはヘッドを地面につけるのに、バンカーショットだけヘッドを浮かせなければならないので、その時点で特別なショットという緊張感が生まれます。
ヘッドを浮かせて構えると緊張を感じるのであれば、ヘッドを浮かせてボールを打つ練習をしておくと緊張感をやわらげる作用があるということです。実際にやってみると、それなりに効果があります。
それでもやっぱりバンカーが苦手という人は、バンカーが少ないゴルフ場を選ぶという作戦もあります。今年のラウンドでバンカーショット0回が6度ありましたが、これは単純にバンカーの数が少なかったから入らなかったというだけの話です。
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