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- 「パー3はドライバーを使わない」って思い込んでない? 惑わされてはいけない適切なクラブ選択と自身の飛距離
パー3のホールでは「距離が長くてもドライバーは使わないほうがいい」と思い込んでいませんか? まれに、パー3にもかかわらず200ヤードを超えるホールに遭遇することがありますが、どのように攻めるべきなのでしょうか。
大切なのは自身の飛距離に合ったクラブを選択すること
ゴルフ場を訪れると、まれにパー3にもかかわらず200ヤードを超えるような長い距離のホールに遭遇することも。ビギナーに限らず多くのゴルファーは、グリーンまで届かないことを覚悟のうえで、3番ウッドや5番ウッドを選択してティーショットを打つケースが多いようです。
では、このように距離の長いパー3のホールはどのように攻めるのがベストなのでしょうか。現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営する梶川武志プロは、次のように話します。

「パー3のホールとはいえ、飛距離が足りていないのにドライバーを使わないアマチュアが多いことを不思議に感じています。実際、平均スコアが80台の上級者でも、自身のドライバーの飛距離が、長いパー3の距離にピッタリなのに届かない3番ウッドを使っていました」
「その理由を聞くと、『ドライバーを使うと曲がってOBになる危険があるので、届かなくてもいいから刻んでいく』と答えました。確かにこれも攻め方の一つですが、個人的にはなぜ、ドライバーで挑戦しないのか理解できません」
「『パー3ではドライバーを使わない』という思い込みや見栄があるように感じます。飛距離が落ちてきたシニアツアーのプロたちは、距離がピッタリであればドライバーを使っています。自身の飛距離をもとにクラブ選択をするので、これは見栄でもなんでもありません」
さらに梶川プロは、距離の長いパー3の攻め方について「ドライバーを積極的に使おう」とアドバイスし、以下のように話を続けます。
「ゴルフの上達に一番大切なのは、自身の飛距離に合ったクラブ選択ができるようになること。当然ながら、自身のドライバーの飛距離がグリーンエッジまで届かないのに、フェアウェイウッドを使えばグリーンオンの可能性はゼロです」
「逆に、フェアウェイウッドを使うとミスのリスクが高まります。ビギナーの場合、ドライバーやアイアンの練習はしているでしょうが、フェアウェイウッドはほとんどしていないのが現実です」
ビギナーにとって最も難しいクラブはフェアウェイウッド?

梶川プロはドライバーよりもフェアウェイウッドのほうが、ビギナーにとってはリスクの高いクラブと警鐘を鳴らしています。
「実はビギナーにとって最も難しいクラブはフェアウェイウッドです。ドライバーは高めにティーアップをするので多少のミスでも前に飛んでいきますが、フェアウェイウッドの場合はドライバーよりも低いのでトップやダフリのリスクが高くなります」
「ミスの可能性が高いフェアウェイウッドを使うくらいなら、前に飛ばしやすいドライバーで攻めたほうがいいのです。距離が長いパー3は、ハザードも少ないのでドライバーで挑戦するべきホールと言ってもいいでしょう」
「それでもドライバーは『ちょっと不安…』という人は140~150ヤードを確実に飛ばせるアイアンを使用するといいと思います。中途半端にフェアウェイウッドを使うよりも、確実なアイアンを使えば残り距離は60~70ヤード程度になるので、次のショットを安心して打てるはずです」
ビギナーにとってパー3は最もバーディーやパーを取れる可能性が高いですが、「うわ、ここのパー3は200ヤード以上あるよ…」と長い距離のホールに遭遇したとしても落ち込む必要はありません。
ゴルフで大切なのは自身の飛距離に合ったクラブを選択することです。「パー3ではドライバーを使わないほうがいい」という思い込みや見栄は捨てて、200ヤードを超えるような長いホールこそ、ドライバーを使って果敢に攻めてみてはいかがでしょうか。
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