「80切り」まではセンスもお金もナシで達成可能!? 反復練習の正しいやり方と最低限の球数とは? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「80切り」まではセンスもお金もナシで達成可能!? 反復練習の正しいやり方と最低限の球数とは?

ゴルファーなら一度は出したいと考える「70台」のスコア。しかし、ほとんどの人は「夢のまた夢」と諦めているのが現実ではないでしょうか。しかし、80切りまでなら、たいしてセンスもお金もない普通のゴルファーでも達成できるといいます。本当なのでしょうか。

90前後から1年で「79」を出したアラフィフ男性は何をした?

「ゴルフのハンデは、ゴルフを始めた年齢の半分になる」と昔はよくいわれたものです。40歳で始めた人ならハンデ20、30歳だったらハンデ15、20歳で始めた人はハンデ10くらいの腕前になれますよ。だから頑張ってという、どちらかというと励ましの意味合いを含んでいました。

トータルの欄に70台のスコアを書き込むのはアマチュアゴルファーの夢 写真:AC
トータルの欄に70台のスコアを書き込むのはアマチュアゴルファーの夢 写真:AC

 そう聞くと「30代後半でゴルフに出合った自分はシングルにはなれないのか。せめて学生時代に始めていたらなあ」とガッカリする人もいることでしょう。でも、“始めた年齢の半分説”にそれを裏付ける明確な根拠はないようです。特に最近は、使いやすくて高性能なクラブやボールが出現。練習機器やレッスン環境もよくなり、30代、40代で初めてクラブを握った人でもめきめき腕をあげています。ということは、一般ゴルファーが憧れる“夢の70台”のスコアを出すことができるかもしれません。

「もちろんできますよ」

 こう即答したのは、プロゴルファーの奥山ゆうしさんです。奥山さんはジュニアから学生ゴルファーを経てプロ入り。トーナメント出場の経験もあり、現在はレッスンを中心に活動しています。

 ごく普通のサラリーマンゴルファーが、どうしたら「もちろん」の部類に入ることができるのか教えてもらいました。

「みなさん、シングルさんのイメージをこんなふうにつくっていませんか?『お金も時間もあって、年間100~200ラウンドこなせる環境の、まだ体力のある若い人』。でも実際はそういう人ばかりではありません」

「ある生徒さんの話をしましょう。その人は40代後半、中肉中背の会社員です。キャディーの仕事をした経験がありグリーンの読みはうまいのですが、コースをプレーするのは月1、2回で90前後のスコアをうろうろ。50歳を目前に、自己流のスイングをなんとかしたいと私のレッスンを受けにきました。最初はスプーンを打てばチョロ、アプローチをすればトップ……。スイングは肩を回すものという思い込みと、手を使いすぎるクセが強かったのが伸び悩みの原因でした」

「それを抑えて下半身、とくに足をしっかり使うスイングへチェンジする必要があり、『何年かかるか、いずれにしても長期戦になると思いますが、ついてきてください』と伝えました。ところがちょうど1年後、その人は79で回ってきたのです。効率の良いスイングに変わったため飛距離もアップ。これからまだ飛ぶし、ベストスコアも更新するはずです。70台を出すためのコスパ、タイパ、ともにみなさんの参考になると思います」

自分の悪い癖を1つだけ直すことに注力する

 90前後で回っていた人が、たった1年で70台を出せるようになったのは確かにすごいことです。何をして「効率の良いスイングに変わった」のでしょう。

「ゴルフの“先生”の立場でいわせていただくと、その人が早期に70台を出せたのは、アマチュアの方には面白くないであろう反復練習を大事にしたからです。レッスンの進め方はいろいろありますが、オーソドックスなのは、まず自分のスイングがどうなっているかを自覚してもらう。そのうえでその人がしたいスイング、そのための正しい動きを言葉で指摘し、私が見本を行って伝える。さらに本人に正しい動きをさせて覚えてもらう。個人差はありますが、多くの人は2~3回のレッスンで『あ、分かった。こういう動きなんですね』と感覚をつかみます」

「でも大事なのはそこから。つかんだのはあくまで感覚ですから、ほとんどの人は次のレッスンまでにその動きを忘れてしまうのです。すっかり元に戻って最初から始める人もいます。ところがその人はレッスンに使う時間もお金も無駄にできないからと、正しい動きを覚えて帰ったら私の言葉を忘れないようすぐにメモをとり、ほぼ毎日鏡を見ながらその動きを反復練習していたのです。素振りもしていました。次に来る時は前回できていなかった部分が確実によくなり、身についていきましたね」

 とはいえ、ただ闇雲に反復練習をしても70台のスコアは出せるものではないと奥山さんはいいます。レベルアップ効果が期待できるスイングチェック、または反復練習の仕方を教えてもらいました。

「自分の悪い癖を1つだけ直すことに注力するのです。腕はこう上げて、腰はこう回して、足はこう蹴って……ではダメです。例えば、手首を使いすぎる悪い点を直したければ、そこだけを徹底的にチェックするべきです。テークバックでコックをしたところで手首をロックし、その形のままトップまで上げていきます。それが正しい手の使い方です。全身が映る姿見を見るか、スマホで動画を撮ってその形を覚えましょう」

「覚えたら素振りをします。何度も繰り返すと感覚が磨かれて、姿見を見なくても正しい動きができたか、できていないか感覚的に分かるようになります。でもこれも感覚です。そこで動画を撮ってそれを見ると、できていると思っていたけれど実はできていなかったとか、その反対だったとかを確認できます。感覚と実際のズレをフィードバックしてスイングに生かすのです。こうしてスイング確認を毎日繰り返したら、1カ月で手首の使いすぎはかなり抑えられるはずです」

 その奥山さん自身、毎日100回、室内用の短くて軽めの棒で素振りを行ない、「40歳になりましたが今が一番飛んでいます」といいます。

キャリー10ヤード、30ヤード、50ヤードの距離感を徹底的に

【写真】意外と分かってない!? バンカーレーキの正しい動かし方と使い終わって置く場所

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レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC
怒られてしまう可能性がある立ち位置はココ!飛球線後方に立つのはマナー違反です
ショットをしようとしているゴルファーの邪魔にならない理想的な立ち位置はここ
ラインを踏む可能性があると思う時は「ここを踏んでも大丈夫ですか?」と同伴競技者に確認しよう
トータルの欄に70台のスコアを書き込むのはアマチュアゴルファーの夢 写真:AC
ショートゲームの反復練習こそが何よりの近道 写真:AC
左手でスティックを持ち先端をみぞおちに当て、右手でウェッジを持つ
バックスイングで上体を回していればスティックの先端は右を指す
上体が回っていれば、フォローでもスティックが先行する
上体が回っていれば、フォローでもスティックが先行する
スティックよりもウェッジが先行する人は体が止まっている証拠
小さなバックスイングでも胸を右に向ける意識を必ず持つ
逆に、フォローではしっかりと胸を左に向けていく意識を持つ
インパクトではスティックがウェッジよりも先行している形が正しい
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