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- 「ロボットつきプレー」がこれからのスタンダード!? 自動追従型キャディーロボットってどうなの?
ゴルフ場の人手不足が叫ばれている昨今、特に「キャディー不足」は深刻で多くのゴルフ場で人材確保に苦労しているといいます。そこで、今後導入するゴルフ場が増えていく可能性のある、ゴルフ場自動追従型パーソナルキャディロボット「Hello Caddy(ハローキャディ)」を取材しました。
キャディー不足解消だけなく新しいプレースタイルを提供
ゴルフ場では様々なものが人を介さず自動化されてきています。予約はインターネットで24時間可能になり、コースへ行けば自動精算機でチェックインから精算まで自動化させています。
そしてついに、コース上でゴルファーを助けるロボットが登場しました。それが、2023年7月に株式会社アルメックス(USEN-NEXT GROUP)が販売を開始した、ゴルフ場自動追従型パーソナルキャディロボット「Hello Caddy(ハローキャディ)」です。
キャディー付でプレーすると、クラブをボールの場所まで運んでくれるので、セルフプレーのように自分でカートに取りに行かなくてもよく快適にプレーができます。
しかし、多くのゴルフ場では「キャディー不足」が深刻な問題、すべてのニーズに応えられるだけの人材を確保することが困難になってきました。
そんな悩みを解決してくれるのが「Hello Caddy」で、イメージとしては「自動で動く手引きカート」といったものです。すでに導入している太平洋クラブ八千代コース(千葉県)に話を聞いてみました。
こちらのゴルフ場では基本的に歩きのプレースタイルで、セルフとキャディー付きプレーが選択できます。
「ハローキャディの導入理由にはキャディー不足解消という側面もありますが、セルフプレーの差別化ということも大きな目的となっています。『Hello Caddy』を選択いただければ、重い手引きカートを使うことなく手ぶらで快適にプレーを楽しめるメリットがあります」と「Hello Caddy」が果たす役割について話してくれました。
ウェブサイト等で情報発信をしたことで、問い合わせも増えているといいます。
ツアープロのようにキャディーを帯同させている感覚
実際に筆者も体験することができました。操作は簡単で「MODE」と書かれたボタンを押すだけです。そのボタンを1回押しプレーヤーが歩き出すとLiDARセンサー技術が働き一定の距離を離れて付いてきます。
プレーヤーが止まると一緒に止まる仕組み。再びボタンを押さない限りは止まったままになります。ペットが付いてくるような感じなので、なんだか愛着が湧いてきます。
ショット後は「Hello Caddy」のもとに戻り、もう一度ボタンを押すと再びプレーヤーの後をついてきてくれます。この操作を繰り返すだけなので、非常にシンプルで初めてでも戸惑いはなかったです。傾斜角15度までなら走行可能なので、カートを引かずに身軽なセルフプレーが可能。
プロゴルファーが帯同キャディーにバッグを担いでもらい、手ぶらで同伴競技者と会話をしながら移動していますが、「Hello Caddy」を使うとそれを体感することができます。
「Hello Caddy」の今後の展開について株式会社アルメックス(USEN-NEXT GROUP)の担当者は、「ナビ機能や音声案内といったプラスアルファな機能のご要望もあり、機能拡充を検討しています」とのことでした。
またキャディー不足解消だけでなく、ゴルフカート運用に代わる新しいプレースタイルの提案により、新規ゴルファーの獲得が期待できるとも話します。
発売前に行われたゴルファーの実証実験では81.6%が次回も利用したいと回答、使用方法が簡単、安全、手ぶらでとても楽にラウンドができた、といった声が多くあったそうです。
今後、多くのゴルフ場で「Hello Caddy」を採用する動きが進めば、歩きセルフプレーの新たなスタイルとして話題になりそうです。
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