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- 独学には“限界”がある? 伸び悩みを感じ始めたらレッスンプロの指導を受けるべき??
金銭面や時間的な理由から、独学でゴルフの練習に取り組んでいる人も多いはず。近年はSNSの発達や動画コンテンツも充実し無料で学べる教材も増えてきましたが、独学でゴルフはどれほど上達できるものなのでしょうか。
独学で上達するにはある程度の知識と思考能力が必要
せっかくゴルフを始めたからには、腕前を磨いていいスコアで回りたいと多くのゴルファーは思うでしょう。しかし、中には「本当はレッスンプロにみっちり教えてもらいたいけど、時間やお金の余裕がないから独学で続けている」という人も多くいるはず。
一般的な社会人は日々の仕事や金銭面も相まって、ゴルフに充てられる時間やお金が限られてしまいますが、独学でも上達できるものなのでしょうか。
自身が運営するWEBサイト「プロだけが知っているゴルフ上達への道」でゴルフ知識を紹介している、レッスンプロの川端いっせい氏に聞きました。
「ゴルフの知識習得やコースマネジメントは独学でもスキルアップできますが、スイングに関してはレッスンプロから習ってコツをつかんだほうが上達は早いと思います」
巷ではゴルフに関する書籍が多く販売されており、動画サイトではレッスンプロのスイングを無料で見て学ぶこともできます。さらに、スマートフォンを使えば気軽に動画撮影もできることから、独学でもスキルアップできる環境が近年は整ってきました。
川端氏は「それらももちろん有効ですが、上達に結びつけるためにはゴルフに関する多くの知識と考える頭が必要になります」と言い、次のように解説します。
「書籍を読む場合でも、筆者の伝えたいことを読み解く能力が必要です。プロのレッスン動画に関しては人によってスイング理論が違うため、いろいろなプロの意見を混ぜないようにしましょう」
「また、自撮りで撮影したスイングを分析するには多くの知識が必要になりますね。例えば、お医者さんがレントゲンやCTを見てさまざまなことを判断して説明してくれると思います。それと同じように、自撮り動画で自分のスイングをしっかり説明できて、問題点や改善方法まで分かるのであれば有効な学習法になると思います」
独学とスクールでは上達スピードに差が出る
独学でも上達は不可能ではないものの、川端氏は「上達スピードには大きく差が出るでしょう」とも話します。
「私は独学でシングルプレーヤーになって、ティーチングプロのライセンスも取得しました。しかし、今自分が運営しているようなスクールが当時あったら、もっと早く上達できたと思います。独学でやっていたときはやみくもにボールを打って、飛ぶ方向や飛距離を確認することしかできませんでした」
「独学で特に苦労したのはドライバーショットです。当時は230ヤードくらいしか飛ばせなかったため、バックティーから打つとスコアがまったく出ませんでした」
特にビギナーは、スクールに通えば変なクセをつけることなくレッスンプロによる的確なアドバイスを受けながら学べるため、独学と比べて上達スピードにも大きな差が生まれるでしょう。
また、川端氏は練習場でよく見かけるワンポイントレッスンを受ける際は注意が必要と言います。
「ワンポイントレッスン“だけ”を受けるのはあまりオススメできません。なぜなら、その場限りのレッスンは効果が薄いからです」
「もしワンポイントで習いたいのであれば、コースで行っているラウンドレッスンを受けるといいでしょう。マネジメントやアプローチショットを実際のコースで学ぶことができて効果が高いと思います」
ゴルフを学ぶための教材は数多くありますが、「スイングのクセ」「体格」「改善点」などは人それぞれ異なるものです。本や動画は不特定多数の人に向けて発信しているものであり、自分に最適化されているわけではありません。そのため、独学で改善点を見つけ出すにもそれなりの思考能力や知識が必要になってきます。
それに対してスクールでは、レッスンプロが自分の特徴に合わせて教えてくれるのが大きなメリット。独学で上達を実感できていない人は、一度スクールで学ぶことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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