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- 同期最速Vから1年… 前年覇者・稲垣那奈子が“連覇”以上に追い求めるもの
前年の「リゾートトラスト レディス」でツアー初優勝を挙げ、同期最速Vを成し遂げた稲垣那奈子(いながき・ななこ)。今年は“連覇”以上に取り戻したい感覚があることを明かした。
「1試合で1~2回くらいしか『ナイスショットだな』と思う当たりがない」
◆国内女子プロゴルフ
リゾートトラスト レディス 5月28~31日 グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県) 6500ヤード・パー72
前年大会で悲願のツアー初優勝を飾った稲垣那奈子。今年は開催コースこそ違えど、自身初のディフェンディングチャンピオンとして戦いに挑む。
その表情からは“連覇への自信”よりも、自分のゴルフと真摯に向き合う姿勢がにじんでいた。
会場となるグランディ那須白河ゴルフクラブについては、「グリーンが大きくてアンジュレーションがすごい。リゾートトラストさんのコースは、こういう大きなアンジュレーションのグリーンが特徴的なイメージ」と語る。初めてプレーするコースながら、前年大会と重なる雰囲気も感じているようで、「もう1年経ったのかなっていう感じ」と、時の流れの早さを口にした。

オフシーズンは“振る練習”を重点的に行い、飛距離アップに取り組んできたという。実際、今季のドライビングディスタンスは251.04ヤードを記録し、昨季の245.02ヤードから数字の面でも成果は表れているが、その反面「横にばらつきがある」と課題も感じている。
そして、現在最も苦戦しているのは“アイアン”の精度だといい、「1試合で1~2回くらいしか『ナイスショットだな』と思う当たりがない」と苦笑い。昨季の後半は「基本的には自分が思ったショットができていた」と振り返るだけに、現在のもどかしさは小さくないはずだ。
それでも、稲垣は「バーディーはパットで取るというより、ショットで取りにいきたい」と、“ショットで攻める”スタイルを崩すつもりはない。パッティングについても「もっと入ってくれればいいんですけど(笑)」と笑顔を見せたが、その根底には“狙った場所に打てるショット”への強いこだわりがある。
「右、左いくと楽しくない(笑)。少しでもピンの方向に飛んでいくショットを増やしたい」
派手な目標や強気な言葉ではなく、自分の感覚と向き合いながら、一打ずつ理想を追い求める。初のディフェンディングチャンピオンとして迎える一戦で、今週は結果以上に自分のゴルフを取り戻す4日間になりそうだ。(福島県西郷村/藤森大輔)
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