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- 父の肩車で見上げた熱狂の記憶―― 蛭田みな美が迎える“特別な一戦”と19年越しの帰還
福島県を舞台に行われる国内女子ツアー「リゾートトラスト レディス」。同県出身の蛭田みな美(ひるた・みなみ)は幼少期、父の肩車から見上げた大会に選手として帰還。19年の時を経て戻ってきた“原点の地”で、そのプレーに注目が集まる。
19年前は父の肩車で観戦「感慨深いものがありますね」
◆国内女子プロゴルフ
リゾートトラスト レディス 5月28~31日 グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県) 6500ヤード・パー72
今週の女子ツアーの舞台は、福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブ。この地での決戦を前に、ひときわ強い思いを寄せる“地元の星”がいる。同県出身の蛭田みな美だ。
今大会は実家から約40分かけて会場へ通っているといい、「(ホテルに)泊まるよりは、やっぱり落ち着きますね」と、慣れ親しんだ地でリラックスした表情を浮かべる。
しかし、意外にも「ここにはあまり来たことがなくて、これまでに6~7回くらい」と語る蛭田。オフシーズンに下見を試みたものの、予定していた日がまさかの大雪となり断念したと明かした。
10年ほど前に、ジュニアの試合でラウンドした経験があるというが、プロとして改めて対峙するコースは一筋縄ではいかない。
「(コースの記憶は)残念ながらないです(笑)。でも、難しい印象。グリーンで同じ面に(ボールを)乗せないと、寄せるのが難しくなる。アイアンの距離感には気をつけていきたいです」

今大会が同コースで開催されるのは、実に19年ぶりのこと。当時9歳だった蛭田には、今も鮮明に焼き付いている記憶がある。当時、上田桃子や横峯さくらといった名選手たちが巻き起こしていた、あの空前絶後の“女子ゴルフブーム”の熱気だ。
「子どもの時に(試合を)見に来ていたんですよ。だから、その大会に自分が今度は選手として出られるというのは、なんだかちょっと感慨深いものがありますね」
当時の蛭田は父親の肩車に揺られながら、大観衆の隙間からスターたちの姿を追っていた。
「記憶はすごく残っています……でも、(上田が制した)優勝の瞬間は、人が多すぎて見ずに帰っちゃったのかな(笑)。とにかくすごい人だった印象です。当時、自分もゴルフをやっていたので、やっぱり憧れの舞台でしたね」
今週は、地元の熱い声援が蛭田の後押しに。家族や知人が応援に駆けつける予定だといい、成長した最高の姿を見せる準備は整っている。
19年前、父親の肩車の上から憧れのまなざしを向けていた少女は、今、同じフィールドの上にプロゴルファーとして立っている。地元ファンの期待を背負い、蛭田みな美がこの地でどんなプレーを見せるのか、注目が集まる。(福島県西郷村/藤森大輔)
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