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- XXIOを“ゼクシオ”と読めるのはゴルファーだけ!? 意外と難しいゴルフ商品やサービスの読み方
ゴルファーなら当たり前に読めている商品名やブランド名ですが、ゴルフを全くやらない人にはなじみがなく、意外と難しい場合があります。
「グランドピージーエムのゴルフ場をゴラで予約する」
ゴルフ好きのお客さんがたくさん集まるお店でビールを飲んでいたとき、隣の席からこんな会話が聞こえてきました。
「グランドピージーエムのゴルフ場を予約するときって、ゴラで予約するのと公式サイトで予約するの、どっちが安いの?」
一瞬「えっ!?」となりましたが、 “グランドピージーエム”は大手ゴルフ場運営会社PGMのハイグレードゴルフ場ブランドGRAND PGM(グランPGM)のことで、“ゴラ”は楽天GORA(ゴーラ)のことだとすぐに分かりました。
グランPGMは英語で「GRAND」と表記しているので、あれを“グラン”と読むのは知らない人はムリです。普通に読んだら“グランド”です。楽天GORAも普通に読んだら“ゴラ”だなと気づきました。
筆者は今でこそゴルフの原稿を書く仕事をしていますが、25歳まではゴルフとまったく関わりのない人生を送っていました。ですから、ゴルフを知らない人でも読める文章を書くことを心がけています。
XXIOを“ゼクシオ”と読めるのはゴルファーだけですから必ずカタカナ表記にしますし、Callawayを“キャラウェイ”と読み間違えている人もいますからキャロウェイと表記します。PINGも“ピング”と読んでいる人がたまにいるのでピンと表記します。
フェアウェイウッドを“FW”、ユーティリティを“UT”と表記するのも好きではありません。読めない単語がたくさん出てくるほど、読むのをやめてしまう人が増えるからです。
新聞や雑誌が活字の主役だった時代は、文字数を少なくするために仕方なく略称を使っていましたが、今はインターネットで活字を読む人が圧倒的に多い時代です。文字数をたくさん使って正しく伝えることのほうが大事だと考えています。
たとえばゴルフ場の名称もカントリークラブを“CC”、ゴルフクラブを“GC”と表記している原稿がけっこうありますが、ゴルフを始めたばかりの人から「CCって何ですか?」「GCって何ですか?」と聞かれることがよくあります。
ゴルフをあまり知らない人からすると、CCという表記を見た時点でメール送信時のカーボン・コピーの略称というイメージが思い浮かびますから、それを“カントリークラブ”を読むという発想にたどり着きません。
カントリークラブなのか、カントリー倶楽部なのか、カンツリー倶楽部なのかもゴルフ場によって違いますから、フルネームで表記したほうが親切ではないかと感じます。
ゴルフアパレルも読み方が難しいブランドが多い
ゴルフアパレルも読み方が難しいブランドがかなり多いです。筆者は「CASTELBAJAC」というブランドが好きで、キャディーバッグとカートバッグを「CASTELBAJAC」でそろえているのですが、カステルバジャックと読める人はそれほど多くありません。
でも、カステルバジャックは英語表記とカタカナ表記を見比べれば、なるほどと納得できますが、フランス語読みやイタリア語読みだったりすると、もう完全にお手上げです。
「le coq sportif」をルコックスポルティフと読んだり、「LANVIN SPORT」をランバン スポールと読んだりすることは、そのブランドがフランス発祥だと知っていないと難しいです。
一番ビックリしたのは「1PIU1UGUALE3 GOLF」です。どうやって読むのかまったく想像できず、調べてみたらウノピゥウノウグァーレトレ ゴルフでした。
イタリア語で「1+1=3」という意味で、“2に合わされば3以上のものが生まれる”というイタリアのことわざに由来しているそうです。
オフィシャルサイトでも「発音が難しく、カタカナ表記でも読みづらいことから『ウノ』や『ウノピゥ』と呼ばれることも多いです」と自己紹介しています。
読み方が難しくて覚えづらかったり、読み間違えが多かったりすると、ビジネスを展開するうえで不利益が生じるのではないかと思うのですが、読み間違えられても利用されているのであれば、それでいいのかなとも思います。
読み間違いをなくすには、字面だけで読み方を決めるのではなく、少しでも疑問を抱いたら読み方を調べるのがオススメです。
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