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- 自分じゃなくても修繕するのはマナーです! グリーン上の「ボールマーク」ってどんな条件だとできやすいの?
グリーンにナイスオンをした時に「ボコッ」という鈍い音が聞こえて芝が円形に押しつぶされ、くぼみができていることがあります。これを「ボールマーク」や「ピッチマーク」と呼びます。
高弾道でスピンが多く入ったショットはボールマークがつきやすい
アイアンやウェッジでナイスショットをして、高い弾道でグリーンをとらえると、芝が円形に潰れ、クレーターのようなくぼみができます。

「ボールマーク」や「ピッチマーク」と呼ばれますが、どのようなショットでマークがつきやすくなるのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。
「ボールマークができる条件はいくつかありますが、ボールの落下速度が速く、着弾の角度が直角に近いほど1点に集中する圧力が高くなって、よりボールマークはくっきりとつきます。さらに強いバックスピンがかかっていると一層グリーン面に食い込む力も大きくなります。グリーンが軟らかい場合にもボールマークはつきやすくなります」
ボールマークができたら必ず修繕する
では、ボールマークを作ってしまったらどのように対処すればいいのでしょうか。関氏は以下のように話します。
「ビギナーはきれいにグリーンオンできる機会が少ないので、いざボールマークができると修繕に必要な『グリーンフォーク』を持っていないという人が多いです。ビギナーも上級者も関係なく、自分で作ったボールマークは自ら直すのが初歩的なマナーなので、グリーンフォークは必ず携帯しておくようにしましょう」
「直し方は、グリーンフォークを斜めに深く刺し込み、進行方向側によれた芝をグイっとボールが飛んできた方向に寄せ戻します。次に、両脇の部分をボールマークの中心に向かって寄せ戻し、最後にパターのヘッドで軽く上から叩いてあげると平らになってきれいになります」
「グリーンフォークを直接ボールマークに刺して、下から掘り起こすようにして直す人をまれに見かけますが、芝の根が切れて土が露出してしまうのでやらないように気を付けましょう」
グリーンフォークは「1本刃タイプ」と「2本刃タイプ」の大きく2種類に分かれます。前者は芝に触れる面積が少なくなるため刺した跡を最小限に抑えられる一方で、後者は芝をキャッチしやすいのでビギナーでも簡単に使うことができるといったメリットがあります。
また、グリーンフォークがなくてもティーで代用できるので、ないからといってそのままにするのはNGです。
全てのプレーヤーが楽しくラウンドできるゴルフ場にするためにも、目土やボールマークの修復は徹底して行うようにしましょう。
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