- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 「ちゃんとボール当たるかな」 久々すぎて不安だらけの“半年ぶり”ラウンド… 真っ先にやるべき練習って何?
アマチュアゴルファーの中には、普段の仕事が忙しく定期的にコースへ行けない人も。間隔が空いてしまった久々のラウンド前には、どんな練習をしておくといいのでしょうか。
アプローチの練習を重点的に
アマチュアゴルファーの中には、日々の仕事が忙しかったり、ゴルフ仲間との予定が合わなかったりと、さまざまな理由で定期的にラウンドができない人もいるかもしれません。
前回から半年以上の間隔が空いてしまった久しぶりのラウンドとなった場合、前もってどんな練習をしておくことが必要なのでしょうか。
現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロは「普段から定期的に練習をしている人が久しぶりにラウンドする場合と、練習の習慣すらない人とでは、やっておくべき練習内容は大きく違う」と語ります。
「『練習は定期的にしているけれどラウンド自体が久しぶり』という人はアプローチの練習をしておくべきです。アプローチは感覚が非常に重要なので、それを取り戻すことが大切だからです」
「特にアプローチの距離感は練習で取り戻しておかないと、大きくショートやオーバーをしてしまうことにもなります。10ヤード程度の短いアプローチから30~50ヤードの距離を徹底して練習しておくと、感覚が戻ってくるはずです」
さらに梶川プロは、パターの重要性についても次のように話します。
「もちろんパター練習も必ずしておくべきです。自分が通っている練習場にパター練習の設備があるなら、それを利用して感覚を取り戻しておいてください」
「設備がない場合は、ラウンド前夜でもいいので自宅でボールを当てる練習だけでもしておきましょう。そして、ラウンド当日は早めにコースに行って、練習グリーンでパッティングの距離感をつかんでおくことが大切です」
練習の習慣がない人はボールを当てる感覚すら鈍っていることも
一方で、日ごろから練習の習慣がないような人が久しぶりにラウンドをする場合は、一体どんな練習を行えばいいのでしょうか。
「普段から練習をやっていない人は、ショットの際のボールを当てるという感覚自体が鈍っているはずです。そのため、まずはボールを打つ感覚を取り戻すことが最優先でしょう」
続けて梶川プロは、感覚を取り戻すための具体的な練習について、次のように話します。
「ボールを確実にヒットさせるためには、最初からいきなりフルショットのスイングをしてはいけません。7番か8番アイアンを使用し、腰から腰までのスイングでクラブのフェースにボールを確実に当てる練習を最低でも10球程度は行ってください」
「その後、肩から肩までのスイングでボールをしっかり打てるか確認します。この時点でボールがうまく当たらない場合は、もう一度、腰から腰までのスイングに戻って練習してください。そして、最後にフルショットで数球打ちます」
「次に、ドライバーで肩から肩までのショットを数球とフルショットで数球を打って、どの程度当たるかを確認してください。その際はドライバーの感覚を思い出すことを優先させるべきです」
久しぶりのラウンドが決まったゴルファーの中には「久々だから入念に練習しなきゃ!」と意気込んで、前日に慌てて練習をする人も。
ラウンド間隔が空いてしまえば何かと不安がつきものですが、事前練習の際は多くの球数を打ち込んだり飛距離を追い求めるよりも、感覚を取り戻すことに集中したほうがよさそうです。
最新の記事
pick up
ranking