- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 自分は“エンジョイゴルファー”なんだけど… ラウンド前に「目標スコア」を決めるべきなの?
ラウンドの際、ほとんどのゴルファーが自分のスコアを記録します。では、スタート前にその日の目標スコアを決めておいたほうがいいのでしょうか。
目標スコアを決めてラウンドするのは「上達のもと」
ラウンド前に「今日はベストスコアを更新できたらいいな」「100を切れるようにしよう」など、自分なりの目標を定める人もいるでしょう。
また、接待ゴルフの際には「スコアは気にしないで、相手が気持ちよくプレーできるように専念しよう」というケースもあると思います。その場合でも、「相手に迷惑にならない程度のスコアでラウンドしたい」と考えることはあるはずです。
目標スコアを決めることについて、現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロは次のように語ります。
「私のレッスンを受けに来る人は、例外なくスコアの目標を持っています。スクールでは長期の目標スコアを定めてもらっていますし、1回限りのプライベートラウンドレッスンでも、その日の目標スコアは決めてもらっています」
「スクールでもラウンドレッスンでも、基本的にはゴルフが上達したいから習いに来ているはずです。ゴルフの上達の物差しはスコアなので、ラウンド前に目標スコアを決めておくのは当然、というのが私の考えです」
「もちろん、ラウンドで特定の技術を向上するという目的があったときは、その技術だけに特化したラウンドもありだと思います。つまり、練習場ではできない技術を実際のラウンドで試して経験を積む、ということです」
「たとえばラフからのアプローチが苦手なので、あえてラフに入れてアプローチをする人もいます。ラフからのショットに失敗したときは、もう一度同じところから打ってもいいでしょう。もちろん、後続の組に迷惑をかけないことが前提ですが」
「このようなラウンドではスコアを気にする必要はないので、目標スコアを決めておく必要はありません」
スコアよりもラウンドそのものを楽しむゴルファーも多い
スコアよりも仲間とラウンドすること自体が楽しい、あるいは健康のため、外で身体を動かすことが目的だという人もいます。その人たちも目標スコアを決めた方がいいのでしょうか。
「ゴルフの上達ではなく、ラウンドそのものを楽しみたいという人は、無理に目標スコアを設定する必要は無いと思います。目標スコアを決めると、それが気になって楽しみが減ってしまうこともありますから」
「スクールに来ている人のなかにも、仲間と一緒に楽しむことが最優先という人がいます。このような人たちの方が、スクールに長く通ってくれることも多いのです」
「ゴルフの楽しみ方は人それぞれなので、その楽しみ方に応じて目標スコアを決めるかどうかは変わってきます。そして、スコアよりもラウンドそのものを楽しみたいときは、スコアをつけないのもアリです」
実際のラウンドでは、目標スコアの有無にかかわらず、ほとんどの人はカートナビなどにスコアを登録しているでしょう。けれども、スコアをつけることは義務ではないので、目的や状況によっては、あえてスコアをつけないという選択もありなのかもしれません。
最新の記事
pick up
ranking