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- 芝がどのくらい飛んだら1番手ぶん!? 風の強さや向きを読む方法でアマチュアにも分かりやすいのは?
ゴルフはさまざまな自然条件を加味しながらプレーする必要がありますが、中でも「風」はスコアに大きな影響を与えます。効果的な風の読み方や、チェックをすべきタイミングなどはあるのでしょうか。
ビギナーでもやりやすいのは3通り
ゴルフはただ前に向かってボールを打てばいいというわけではなく、地面の起伏や気候など自然条件も加味しながらプレーしていく必要があります。
その中には「風」も含まれますが、強さや吹いてくる方向によってはボールの飛距離や弾道が大きく変わり、スコアに直接的な影響を及ぼすこともあります。
そのため、風の強さや方向を確認するのが望ましいですが、どうやってチェックすればいいのか分からない人もいるでしょう。効果的な風の読み方や、チェックすべきタイミングなどはあるのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。
「最も一般的なのは、芝を少しちぎって自分の目線より高い位置で離し、どの方向へどのくらい飛んだかを見極める方法です。プロゴルファーが試合で行っているのを見たことがある人も多いでしょう」
「強さの基準に関しては、離した地点から1メートル以内に落ちれば風の影響をあまり考慮しなくても大丈夫です。2メートル近く飛んだ際は、1クラブ分調整したほうがベターだと思います」
「また、地上で吹いている風と上空で吹いている風とでは、向きや強さが異なる場合も。高い木の枝や葉っぱがどの程度なびいているかによっても、風を読むことができます」
「ショットをする場所とボールが着弾するであろう場所でも風の状況は変わってくるため、ターゲットの近くにある木々や旗のなびき方も確認しておくといいです。ボールが想定外の方向に曲がったり、戻されたりする心配が少なくなります」
「ボールは高く上がれば上がるほど風の影響を受けやすくなります。ショートアイアンを使って少し離れたところからグリーンを狙うような場面では、特に風を読む作業が重要になってきます。距離としては100ヤード程度しかありませんが、できる限り風に阻まれる事態は避けたいため、アゲインストのときはクラブの番手を上げて、ボールの打ち出しを低くするようにするといいでしょう」
ほかにも、ツアープロやプロキャディー、上級者の中には、雲の流れ方や天気予報をくまなくチェックしたり、コースレイアウトのマップをもとに風を予測したりする人もいるそうです。
なぜ「アゲインストは難しい」といわれる?
ちなみに、ゴルフで風の話になると「フォロー(追い風)」や「アゲインスト(向かい風)」といった言葉がよく使われ、後者の方がよりショットを難しくするといわれていますが、どうしてなのでしょうか。関氏は以下のように話します。
「フォローの風が吹いていると、ボールにかかるサイドスピンが半分くらいになることもあるのに対し、逆にアゲインストの場合は倍近くまで増幅されることもあります。無風の状態で右に20ヤード曲がるショットをした際、フォローであれば10ヤードに収まってくれますが、アゲインストだと40ヤードほどまで曲げられてしまうので、圧倒的に後者の方が難しくなります」
「さらに、フォローはミート率が高い番手が小さめのクラブでも通常より前に飛んでくれるので、やはりゴルファーとしてはフォローの方がうれしいといえるのです。しかし、フォローではボールにかかるバックスピン量も減るので、グリーンに着弾してもオーバーしてしまいやすくなる点は覚えておくといいでしょう」
ビギナーの中には、「ボールを前へ飛ばすことに精いっぱいで風を読む余裕がない」という人もいるかもしれません。しかし、風の向きや強さも読めるようになったら、さらなるスコアアップも夢ではないでしょう。
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