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- ベストスコアを更新できない人の“メンタルじゃない”原因とプレー中の対策とは? “足を殴る”ってマジ!?
なぜかいつも後半に崩れてベストスコアを更新できないゴルファーは多いかもしれません。しかし、ある対策をすることで、後半9ホールも安定してプレーできるようになるそうです。
酷使する前腕の疲労で手首の角度が不安定に
ゴルファーの中には何年もベストスコアを更新できず、上達が停滞していると感じている人は少なくないはずです。前半9ホールは調子良くプレーすることができて「ベストスコアを更新できるかも……」と希望を抱けたにもかかわらず、後半に崩れてしまい、結局いつものスコアに落ち着いてしまうのは“アマチュアあるある”かもしれません。
「ベストスコアを更新できるかもしれないというプレッシャーに負けてミスしてしまっている」と考えるゴルファーが大半のようですが、ハリーゴルフスクール(東京都目黒区)を経営するレッスンプロのハリー石川氏は、手首と下半身の疲労を考慮した対策ができていないことが原因である可能性があると話します。
「基本的に後半のホールになると、前腕の筋肉が疲労してきます。前腕の筋肉は手首でクラブを支える動きに大きく影響しているのですが、疲れてくるとルーズになりがちです。たとえば、肩や胸、骨盤は本来したい動きから多少誤差があってもスイングに大きな影響は与えませんが、手首はたった5度動きが変わるだけでもクラブヘッドは大きく動きます」
「手首の角度が維持できなくなると、コッキング(バックスイングの際に手首を親指側に折る動き)の誤差が激しくなり、アーリーリリースも起きます。フェースが大きく返りすぎたりして、ダフリやトップ、左に引っかける、飛距離が落ちるなどの現象となって表れます」
「対処法としては、トップの位置が常に同じ場所にきているかどうかをときどき確認することです。クラブヘッドは自分の視野の外で動いているので自身で確認することはできませんが、後半スタート前やホール間にある休憩所の窓ガラスなどでチェックしておくと良いでしょう」
下半身の疲れによる手打ちには足を叩くなどの刺激を
さらに石川氏は、下半身が疲労してきた際の対策についても伝授してくれました。
「ゴルフは歩くスポーツなので、乗用カートでのラウンドであっても、自分が思っている以上に下半身に疲労が蓄積しています。下半身が疲れてくると、地面を蹴る力強さがなくなり、スイング時の体重移動がうまくできなくなります。それを補うように上半身でスイングをするようになり、結果的に手打ちでのミスショットが増えていきます」
「そのため、『後半は下半身が動かなくなるから意識していくよ』と、ショット前に体に刺激を与えておくことが大切です。プロゴルファーの畑岡奈紗選手も、ショット前のルーティンでジャンプをして刺激を与えています。ジャンプ以外にも、軽くスクワットをしたり拳で足を叩いたりしてからショットに臨むと、疲れて自然に手打ちになってしまう現象を起きにくくすることができます」
18ホールプレーすると、カートを利用していてもだいたい5キロほど歩くといわれているので、疲労は必ず蓄積してきます。自分が疲労していることに気づかず、やみくもにプレーしている人は、18ホールを常に安定した状態で回ることは不可能に近いそうです。
日常的に筋力トレーニングを行ったり、ラウンド慣れをしてペース配分を理解したりすることも大切でしょう。ベストスコアを更新できずに悩んでいるゴルファーは、上記の対策を取り入れてみると案外簡単に達成できてしまうかもしれません。
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