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- 令和のゴルフにキャディーへの“チップ”は必要? ぶっちゃけ「渡す」「渡さない」でサービスに差は生まれる??
キャディー付きのラウンドの場合、プレーの代金にはキャディーフィが含まれているものの、迷うのはチップを渡すべきかどうか。チップはサービスに対する「感謝の気持ち」を表すものですが、渡さないことで何か問題が生じるのでしょうか。
チップの有無でサービスに差が生じることは基本的にない
「クラブの運搬や管理」「コースのガイド」「戦略のアドバイス」など、さまざまな場面でゴルファーをサポートをしてくれるキャディー。近年はセルフプレーが主流になっているものの、たまにキャディー付きでラウンドする機会があると、その存在の重要性に改めて気づくこともあるはずです。
そこで一つ悩むのがチップを渡すべきかどうか。池袋ゴルフアカデミー代表でレッスンプロの村井良行氏は、このことについて次のように話します。
「キャディーにチップを渡す風習は、80年代後半~90年代前半のバブル期に見られた習慣の名残りです。当時はキャディーだけでなく、『タクシー運転手』『レストランのウエイター』『ホテルのベルボーイ』などにチップを渡す人がいました」
「そういった時代にキャディーへチップを渡さなければ『チップをくれない人なんだ』と解釈されることもありましたが、現代でチップを渡す人は少数派です。あくまでもチップは昔の風習なので、渡さなくても何も問題はありません」
一方で、海外の場合は事情が大きく異なります。
「海外ではキャディーにチップを渡す習慣が今もありますが、それはゴルフに限ったことではありません。ホテルやレストランなど、ゴルフ場以外でもチップを渡す文化があるのです」
「しかし、日本の場合は価格にサービス料が含まれていると考えるのが一般的であるため、現代ではチップを渡す習慣がないのです」
とはいえ、自分のために一生懸命動いてくれるキャディーには何かお礼をしたいと思う人も多いはず。また、キャディーとしてもチップをもらうことで嫌な気はしないはずですが、チップを「渡す」「渡さない」で何か差は生まれるのでしょうか。
「チップを渡す渡さないで差が生じることは基本的にありませんが、お互いにとって気持ちのいいラウンドにするためにも、キャディーへ感謝の気持ちを示すことは大切でしょう」
「近年はセルフプレーが主流になっていますが、もし暑い夏にキャディー付きでプレーするのであれば、茶店や自販機に立ち寄ったときに『何か飲みますか?』といった心意気があってもいいですね」
初心者は分からないことを積極的に聞いてみる
バブル期は日本でもチップの習慣があったものの、現代の若者はチップの文化そのものに驚く人も少なくありません。では、最近ゴルフを始めた若い人たちはキャディーとどのように接すればいいのでしょうか。
「ゴルフを始めたばかりの初心者であれば、キャディーのアドバイスを素直に聞きましょう。コースの攻め方だけでなく、ラウンド中のルールやマナーを間近で学べます」
「加えて、分からないことや知りたいことを積極的に質問する姿勢も大切です。キャディーと話せる機会は基本的にラウンド中だけですから、こういった機会を積極的に生かしてほしいですね」
キャディーへのチップはあくまでも昔の風習の名残りであるため、渡さなくても問題はありません。しかし、ラウンドをサポートしてくれる頼もしい存在であることに変わりはないので、チップを渡さなくとも『プレーの前後で必ずあいさつをする』『アドバイスに耳を傾ける』『感謝の気持ちを伝える』など、誠意ある態度で接することが大切といえそうです。
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