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- コンペや接待ゴルフに名刺は持ってくるべき!? どのタイミングで交換するのがベターなの?
取引先や会社のメンバーの間で、コンペや接待ゴルフが開催されることはよくあります。では、ビジネスマナーとして名刺は持っていった方がいいのでしょうか。
タイミングをみてなるべく早く交換する
取引先や会社間での関係性をより深いものにするために、接待やゴルフコンペが開催されることはよくあります。
しかし、いつもの会議室での打合せとは環境が異なるので、ビジネスマナーをどう応用させればいいか、分からない人もいるかもしれません。
たとえば、ビジネスの場で初対面の人と会う際は名刺交換が行われますが、コンペや接待ゴルフでも名刺は必要なのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「会社で行われるコンペは『ゴルフを通じて、ビジネスに関する縦横の関係性をもっと広げよう』という目的があることが多く、初対面の人と同じ組でラウンドする機会もあります。同じ会社の人であったとしても、コンペへの参加をきっかけに人脈を広げたいのであれば、名刺を持っていった方がいいでしょう」
「また、接待においては普段から直接的に取引関係のある人と回ることが一般的ですが、初対面の人を紹介してもらうケースもあります。そのような場合は、やはり同様に名刺を持っていけば社会人として恥をかかずに済むはずです」
「名刺交換をするタイミングですが、接待はよりビジネス目的で行われることが多いため、オフィスや会議室と同じく最初に顔を合わせたときを見計らい、スタート前にできるだけ早めに交換するのがベストです」
「コンペの際もスタート前に交換するのが無難ですが、どうしても時間がなければ、ラウンド後の会食やパーティーで交換するといいでしょう。参加者全員が準備を終えて表彰式や会食が始まるまでの間は少し余裕があるので、スキマ時間を有効に活用し、名刺交換をしておきましょう」
実際にインターネット上の声を拾うと、会社などで取引先と会うときに名刺を交換するタイミングは分かっても、接待ゴルフやコンペになると、どこで交換すればいいか分からなくなる人は多いようです。
「スタート前は軽く自己紹介をするだけ」という人もいるそうですが、いずれにせよ名刺はすぐ出せるようなところに入れておいた方がベターでしょう。
名刺以外で気を付けておくといいことは?
名刺交換以外にも、社会人として守っておきたいマナーはあるのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「昔の接待ゴルフであるあるだった『相手を持ち上げる』ような振舞いをする必要は全くありませんが、少なくともゴルファーとして同伴者の迷惑にならない行為とは何かを知っておくべきだと思います」
「『相手がショットをしようとしているときは、視界の中に入らない位置で待っている』『パットのラインは踏まない』といったエチケットは重要ですし、接待のホスト役に回ってもてなすのなら、相手の状況や気持ちを読みながら気の利いた行動を心がけましょう」
「レストランで食事をする際には、後半に備えてトイレを済ませたり、そのほかにもいろいろと準備をすると思いますが、ホストが相手を待たせるのは時間厳守のゴルフの場においては言語道断。先手先手で動くことが必要です」
接待となるとかしこまって仕事の話が中心になってしまいがちですが、あくまでもお互いの“人となり”を理解し、より親密な関係性を築いていくのが接待ゴルフの目的といえます。
そのため、オフィスや会議室ではなかなかできない世間話やプライベートの話をして、居心地の良い環境作りを目指すのも大切です。ビジネスでの交友関係を築くために必要なマナーを心に留めておきながら、みんなで和気あいあいとゴルフを楽しめるといいですね。
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