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- スマホのコース内持ち込みNG… はさすがに古い! ラウンド中の「スマホマナー」で最低限守るべきこととは?
ゴルフ場では基本的に、貴重品はロッカールームなどで保管します。しかし、スマートフォンは肌身離さず持っていたいと思う人もいるでしょう。コース内にスマートフォンを持ち込むことはマナー的に問題ないのでしょうか。
常識的な利用マナーを守れば持ち込みは可能
ゴルフ場でラウンドする際、チェックインを終えた後はロッカールームに移動してウエアに着替え、貴重品をロッカーに入れて保管します。
貴重品には財布や自宅・クルマのカギに加えてスマートフォンも含まれますが、なかには肌身離さず持っていないと不安に思い、ロッカーに入れずプレー中も持ち歩きたい人もいるかもしれません。
では、コース内にスマートフォンを持ち込むことはマナー違反に該当するのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「少し前までは『コース内への持ち込みは避けるべき』という考え方がごく一般的でしたが、スマートフォンが一気に普及して電話以外のさまざまな機能が付いた現在では、絶対にNGとは言い切れない状態になっています」
「最近では、ゴルフのプレー時に使うと便利なアプリケーションも続々と登場しています。スコアを記録できたりGPSと連動してコースナビゲーションを表示できるアプリが、ゴルファーなら誰でも知っているような大手ゴルフサイトからリリースされているのです」
「このようなサービスを利用しながらラウンドを楽しみたいのであれば、コースにスマートフォンを持ち込むことになります。よって、一概にダメとはいえないと思います」
「打球事故が発生してケガをしたり急病で同伴者が倒れたり、カートをどこかにぶつけてしまった場合やクラブなどの持ち物を落としてしまったなど、緊急事態に遭遇する可能性も考えられます。カートにナビゲーションがついていないゴルフ場もまだ一定数残っているので、そのようなところではクラブハウスへの代わりの連絡手段としても使用できます」
ゴルフアプリには、スコアカードやコースマップのような基本的なツール以外にも、さまざまな機能が登場しています。過去に記録されたスコアから自分のショットのクセなどを分析できる機能や、ほかの登録者とスコアを共有し、チャットを通してコミュニケーションが取れる機能がついているものも。
アプリによって、一昔前では味わえなかった新しいゴルフの楽しみ方が生まれているようです。
もちろん通話はもってのほか
では、スマートフォンをコース内に持ち込んだ際は、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「ゴルフでは、プレーヤーがボールを打つ際には同伴者は静かに待機し、ショットをジャマしないことが求められます。着信音やバイブレーションがきっかけでミスショットを招いたり、調子を崩させてしまう可能性があるため、プレー中は電源を切るかマナーモードに設定しましょう」
「もちろん通話はもってのほかです。基本的にはメッセージのやり取りはメッセージアプリやメールで行い、どうしても電話をかける必要が出てきた際は『後で折り返します』と連絡し、ハーフターンの休憩時などに改めてかけ直すのが最適です」
スマートフォンを手に持っていると、ゲームやSNSを見たくなる人もいるかもしれません。しかし同伴者が打ったボールの飛球線を一緒に見てあげることによって、ボールの紛失や打球事故の防止にもつながります。「自分の打順はまだ来ないから」と、カート内でむやみにスマートフォンをいじるような行為はなるべく避けたほうがいいでしょう。
電車内や公共の場と同じく、ゴルフ場でもスマートフォンは利用マナーをしっかり守って使うようにすることが大切です。
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