- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 「フェース面のボール痕は勲章!」→とはいえクラブをキレイに長持ちさせたい… 全ゴルファーが実践すべきメンテナンス術とは
クラブやボールの状態は心理面やパフォーマンスに影響を及ぼすことも。また、仮にクラブを売却する時が来たとしても、その状態によって査定額に大きな差が出るものです。では、プレー後のクラブやボールはどのようにメンテナンスしたらいいのでしょうか。
最も気にすべきはウェッジの“溝”
道具を使うスポーツはプレー後の“メンテナンス”も重要です。メンテナンスを怠ってしまうと、例えば野球のグローブであれば革が硬くなってしまったり、スキーやスノーボードなら滑走面の滑りが悪くなったりエッジがサビついたりして、パフォーマンスにも悪影響が出てしまいます。
ゴルフも同様で、プレー後の汚れをそのまま放置しているとクラブの劣化やパフォーマンスの低下につながってしまうことも。
プレーに生活や人生がかかっているわけではないアマチュアゴルファーはそれほどシビアになる必要はないかもしれませんが、お気に入りのクラブはより長くキレイな状態で使いたいものです。また、仮に売却する時が来たとしても、その状態によって査定額に大きな差が出てきます。
ちなみにメジャーリーグで数々の偉業を成し遂げたイチローさんは、試合後にグローブやバットを自らの手で磨き、専用のケースに入れて大切に扱っていたそうです。
では、プレー後のクラブやボールはどのようにメンテナンスするといいのでしょうか。
ゴルフ場ではプレー後にクラブを拭いてくれたりもしますが、クラブの状態はこれをやるかやらないかだけでも、長い目で見ると大きく変わってきます。
また、フェース面の状態はスピンのかかり具合に直接的に影響します。特にウェッジは使用頻度が高く、フェース面の“溝”に土や砂が挟まりやすいので、プレー後だけでなくショット前にも気を配ったほうがベターです。
フェース面の溝に挟まった土や砂は、市販のクラブ用ブラシや溝クリーナーのほか、歯ブラシや爪楊枝などを使って丁寧に落としましょう。もしも溝が浅くなってきたと感じた時には、市販の溝削りツールで軽くこするか、ゴルフ工房へのメンテナンス依頼を検討してもいいかもしれません。
しつこい“ボール痕”にはメラミンスポンジが効果的
フェース面の“ボール痕”は、ラウンド中よりも古いボールを頻繁に打つ練習場でつきやすいと考えられます。しつこいボール痕は、100円ショップなどで手に入る「激落ちくん」をはじめとしたメラミンスポンジに、水を含ませて軽くこすると驚くほど簡単に落とすことができるはずです。
ただし、ドライバーのクラウン部分などは塗装がはがれてしまう可能性があるので、メラミンスポンジは使わないようにしてください。そのほかにも、ロングセラー商品である「KURE 556」やクルマ用のパーツクリーナーなどを利用すると、ボール痕を落としながらフェース面をキレイに磨き上げることができます。
ボールも同様で、こびりついた汚れをメラミンスポンジで軽くこすると新品のような輝きが戻ってきます。
さらに、ゴルフクラブはグリップのメンテナンスも重要。グリップにはスイングのたびに皮脂や汗がつくので、市販のグリップクリーナーやキッチン用の中性洗剤を利用してタオルでふき取ると、グリップ力が復活する感じがします。もちろん拭いた後には、しっかり乾燥させることもお忘れなく。
もしも長期間クラブを使用しない場合は、乾燥によるゴムの劣化を防ぐため、メンテナンス後にサランラップで包んで保管すると効果的。また、キャディーバッグは湿気が溜まりやすい構造でもあるので、雨の日のラウンド後は濡れたままにせず、クラブをバッグから取り出して乾燥させるのがベターです。
自身の体調やコンディション調整はもちろん、クラブやボールなど用具のメンテナンスもしっかり行っておくことが、より気持ちいいラウンドを実現させる第一歩なのかもしれません。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「8.1」。
最新の記事
pick up
ranking