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- 50〜80ドルあればマンツーマンでプロの指導が受けられる!? 日本とこんなに違う“アメリカのゴルフレッスン事情”
ゴルフは日本で大変人気のあるスポーツです。腕を磨くには自主練習以外にもレッスンプロから教えてもらうという選択肢がありますが、海外ではどのような方法でゴルフを習うのでしょうか。
日本とアメリカでは指導するポイントが全く違う
日本は世界的に見てもゴルフ人気の高い国で、近年はコロナ禍をきっかけに若いゴルファー人口も増加傾向にあります。

そんな日本でゴルフのスキルを磨く方法は、打ちっ放しなどで自主練習する以外に、レッスンプロやインストラクターから教えてもらうという選択肢もあります。では、日本と海外とでは、ゴルフの練習の仕方にどのような違いがあるのでしょうか。米国にゴルフ留学した経験のあるレッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「日本のゴルフレッスンでは『フォームの型』を重んじる傾向が非常に強く、バックスイングからトップ、そしてダウンスイングからフォロースルーにかけての一連の体の動きがなめらか、かつキレイに見えるように指導されます」
「一方で、海外の中でも1・2を争う“ゴルフ大国”と呼ばれるアメリカの場合は『クラブそのものの動き』を重要視しており、日本で指摘されがちな『腰をちゃんとひねれているか』『肘が開きすぎていないか』『身体の回転軸がブレていないか』などは、さほど重視すべきものではないとされています」
「むしろ、たとえスイングがメチャクチャだったとしても、クラブのフェースとボールがしっかりインパクトしていれば、それでも構わないというのがアメリカでの一般的な考え方です」
「スイングはあくまでも手段であり、ゴルフの最大の目的は『いかにキレイなフォームで振れているか』ではなく、『真っすぐボールを飛ばせているか』にあります。よって、個人的にはアメリカのメソッドの方が理にかなっているのではと思います」
また、関氏によると日本とアメリカでは、ギャラリーがトーナメントを観戦するときの着眼点にも大きな違いがあるそうです。日本の場合、迫力あるドライバーショットで一番歓声が上がりがちです。しかし、アメリカではティーショットだけでなく、一見地味にも見えるグリーン周りでのアプローチショットやバンカーショットに注目が集まり、盛り上がるといいます。
アメリカでドライバー練習をする人はほとんどいない?
さらに関氏は、「ゴルフの練習をする環境も日本とは全く異なる」と話します。
「日本では、市街地の中でも200〜300打席あるような大型の打ちっ放し練習場を見かけるのが当たり前となっていますが、アメリカにはそういった大規模なドライビングレンジはどこでも見かけるものではありません。大多数のゴルファーは郊外のパブリックコースに併設されている練習場を利用します」
「コースの練習場はアプローチやパターをメインとしたものしかないことも多く、常日頃からドライバーやアイアンの練習をしていない人も少なくありません」
「ただ、アプローチやバンカーの練習を続けていると、自然とドライバーやアイアンといった他のクラブもうまくなったという話もあります。あらゆるショットの平均レベルは、日本人よりアメリカ人の方が高いと思います。練習場は無料で使えるところが多く、駐車場からの動線も優れているため、クラブ数本とボールを2〜3個持って行けばすぐにショットできるのが特徴です」
日本は打ちっ放しやインドアゴルフで他の人と一緒に練習する「グループレッスン」が一般的ですが、アメリカはほとんどの人がマンツーマンで教わる「プライベートレッスン」を選択しています。
大きな練習専用の施設もあまりないので、ゴルフ場に所属しているレッスンプロに指導してもらうのが普通です。メンバーシップコースでビジターの受け入れがあまりない代わりに、パブリックコースが全米で1万数千カ所以上と非常に多く、関氏によるとおよそ50〜80ドルを支払えば、誰でも気軽にレッスンを受けることができるところもあるそうです。
そして、相性やメソッドが自分と合わないと思ったら、短期間で何回もコーチを変えるのもごく一般的とされています。
多くの人がゴルフを楽しんでいる点はどちらの国も共通していますが、スイングへの考え方やトーナメント観戦における着眼点、練習環境、レッスンの活用法などが異なっているのはとても興味深いです。海外でゴルフをプレーしたり、見に行ったりする機会があったら、ゴルフに対する姿勢が自分たちとどこが違うのか、探してみるのも面白いかもしれません。
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