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- ゴルフ場の女性比率「12.9%」は多い? 少ない? それでも昔より“増加”を感じる理由とは?
寒い季節でも、以前と比較すると女性ゴルファーを見かける機会が多くなったような気がします。そこで、女性ゴルファーの存在についてゴルフ場関係者に話を聞きました。
女性ゴルファー増加の実感がゴルフ場にはある
ひと昔前は冬になると女性ゴルファーの姿が減っていましたが、今冬は寒さに負けずにラウンドに励む姿をよく見かけます。年齢層も幅広く、20代と思しき女性から70代以上に見えるベテランまで、さまざまです。
かつては「ゴルフ場に来る女性といえば50代以上」という印象が強かっただけに、その変化はなおさら目につきます。
女性ゴルファー増加の最初の大きなきっかけは、はっきりしています。2003年9月、当時高校3年生だった宮里藍選手が「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でアマチュア優勝を果たしました。あの衝撃的な勝利によって、女子ツアー人気が一気に高まりました。
筆者は1999年から2007年までゴルフ雑誌の編集部に在籍していましたが、2004年ごろからゴルフ練習場やゴルフスクールで、若い女性の姿を見かける機会が明らかに増えたことをよく覚えています。その中の一部は、やがてゴルフ場でプレーするようになりました。

しかし、この最初の女子ゴルフブームは、一過性で終わった印象があります。2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災といった社会的な出来事を経て、せっかくゴルフを始めた一般女性ゴルファーの多くは、いつの間にかゴルフ場から姿を消しました。
一方で、女子プロゴルフの世界は宮里選手の活躍に刺激を受けた横峯さくら選手、上田桃子選手、諸見里しのぶ選手、有村智恵選手らが次々と台頭し、右肩上がりで成長を続けました。宮里選手に憧れてゴルフを始めたジュニア世代も着実に育ちました。
その流れが2019年の渋野日向子選手による海外メジャー初出場での優勝へとつながります。そして渋野選手の活躍、あるいは翌年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、一般女性がゴルフを始める動きが再び活発になりました。
ゴルフ場の現場では、今回の女子ゴルフブームをどのように見ているのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞くと、次のような回答が返ってきました。
「うちのゴルフ場は、女性の来場比率は約16%です。業界誌が発表している全国平均だと、女性の来場比率は12.9%になっています」
「ひと昔前はもう少し高かったイメージもあるんですよね。コロナ以降、来場者数が大幅に増えましたけど、増えたのは男性が圧倒的に多かったですから、比率で見るとそこまで伸びていないのかもしれません」
「それでもうちは1年前と比べて女性比率が1%くらい増えました。特別なことをしたわけではないんですけど、女性が回りやすいようにティーイングエリアを一つ追加しました。温泉に来たついでにゴルフをするという方も多いので、男女で来るカップルが目立ちますね」
若い世代は男性よりも女性のほうが上手な印象が強い
興味深いのは、女性ゴルファーのレベルに対する現場の印象です。
「マスター室でよく話題になるんですけど、女性のほうが全体的に、レベルが高いですね。男性はゴルフがめちゃくちゃで、『女性のほうがうまいんじゃないか』みたいな話はよく出ます」
男性は勢いでゴルフを始める人が多いのに対し、女性はスクールに通ってから始める人が多いのかもしれません。
また、最近はインフルエンサーという新しいタイプの女性ゴルファーも目立つようになりました。
「この前もインフルエンサーの子たちが4人来ましたよ。おそらく高校か大学でゴルフをやっていた子たちで、みんな上手でしたよ。パープレーくらいで回ってくる感じです」
「その子たちにくっついて、男性が20人くらい来たんですかね。『オープニングっぽいシーンを撮りたいんですけど』『パターのレッスンをしたいんですけど』と、楽しそうでしたよ(笑)」
「そういう撮影を嫌がるゴルフ場もあると思いますけど、うちは事前に連絡さえ入れてもらえばウェルカムです。ほとんどがビジターさんで成り立っているゴルフ場ですから、ハードルは極力下げたいですよね」
女性比率は劇的には増えていないものの、女性ゴルファーは確実に増えているようです。若い女性がゴルフ場に来ると、男性もついてくるケースが多いので、この流れを維持・加速させていくことが、ゴルフ人気のさらなる起爆剤になるはずです。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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