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- 滑る床に熱すぎるシャワー… ゴルフ場の浴室で起きる意外な事故とは?
コース内では打球事故やカート事故など、ケガをするリスクが少なからずあります。しかし、ゴルフ場の浴室でもコースほどではないが事故が起こっているそうです。
プレーを無事に終えても浴室でケガをすることがある
知人の母親がゴルフ場の浴室で転倒し、手首を骨折してしまったそうです。ラウンドは無事に終え、あとはお風呂に入って帰るだけ、というタイミングでした。コースではなく浴室でのケガと聞き、「もしかしてコース内よりも、浴室のほうが危ないのではないか」と感じました。
高齢のゴルファーが増えている今、浴室の滑りやすい床や温度差が事故につながることはあるのでしょうか。ゴルフ場関係者に話を聞いてみました。
「うちのゴルフ場では、浴室よりもプレー中のケガが圧倒的に多いですね」
「ただ、浴室でのケガも確かにあります。以前、年配の会員さんが脱衣所のトイレでブラックアウトしちゃって、気を失ってバタッと倒れたことはありましたね」

こうしたケースはあるものの、いわゆる“滑って転んで骨折”という事例は、この取材先ではほとんど聞かないそうです。もちろん、これはあくまで一例であり、施設の造りによって事情は異なります。
「浴室だとたぶん、床が滑るとか、そういうことですよね。床の材質によって、そういうゴルフ場もあると思いますよ」
筆者はゴルフ場の浴室で転んで骨折したことはありませんが、滑ってヒヤッとした経験はあります。あるゴルフ場で「ここのお風呂は温泉らしいですよ」と聞き、本当は急いで帰るつもりだったのに、せっかくだからとお風呂に入ることにしました。
すると足を踏み入れた瞬間、床がヌルッと滑り、思わず手を壁につきました。泉質によっては、肌がしっとりする一方で、床も滑りやすくなることがあります。普段と同じ感覚で歩くと、想像以上に危うい目に遭います。それ以来、「お湯が温泉」と聞くと、一歩目を慎重に出すようになりました。
浴室でのケガが多いわけではないが油断しないほうがいい
また、冬の浴室には床が滑る以外にも、思わぬトラップが仕掛けられていることがあります。寒い日にシャワーの温度を高く設定し、そのままにするケースです。通常は40度以上にならないようロックされていますが、ボタンを押しながら回せば、さらに上げることができます。それ自体は問題ありません。ただ、次の人が何も知らずに使うと、「アチチチッ!」となります。やけどまではいかなくても、心臓がドキッとする体験です。
逆に夏場は、冷水のまま放置されていることもあります。シャワーを勢いよく浴びた瞬間に冷水が当たると、「冷てーな!」と声が出ます。こちらも事故ではありませんが、油断しているだけに大きな精神的ダメージを受けます。
そういえば冬場のお風呂でよく耳にするのが、ヒートショックという言葉です。ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い浴室へ移動する際など、急激な温度変化によって血圧が上下に激しく変動し、身体に大きな負担がかかる健康被害のことです。
ヒートショックについてもゴルフ場関係者に聞いてみましたが、「脱衣所が寒いということは、たぶんゴルフ場に関しては、あまりないんですよね。暖房を入れているので、ヒートショックはないと思います」という回答でした。
こうして整理してみると、浴室がコースよりも危険という話にはなりませんでした。ただ、コースでは誰もが「危ないかもしれない」と意識します。打球の行方に注意し、足元を確認し、カートの動きにも気を配ります。
一方、浴室ではどうでしょうか。ラウンドを終え、緊張がほどけ、ほっと一息つく時間です。気持ちが緩むからこそ、一歩目がおろそかになることもあります。「油断の生まれやすさ」という意味で、浴室は少し性質が違う空間かもしれません。コースでのラウンドが終わっても、油断するとトラブルに巻き込まれることがあります。その可能性を頭の片隅に置くだけで、行動は変わります。
ゴルフは、家を出発したときから始まり、家に到着するまで続く一日です。コースもクラブハウスも帰りの運転も含めて、楽しい時間であってほしい。お風呂は癒やしのひとときですが、ほんの少しだけ意識を残しておく。その積み重ねが、次の楽しいラウンドにつながるのでしょう。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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