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- “車なし”時代でもクラブケースでラウンドするは「ナシ」!? ゴルフ場の本音を聞いた
クラブケースのままコースを回るのはアリなのか。カートに固定できないという理由から難色を示すゴルフ場もあるが、ゴルファーのライフスタイルは確実に変化している。電車ゴルフや少本数プレーが広がる中、ゴルフ場の対応も問われている。
クラブケースは「乗用カートに固定できないから困る」
筆者は今年に入ってから、月額プランで契約したインドア練習場に足しげく通っています。キャディーバッグの中からクラブを何本か取り出し、持ち歩き用のクラブケースに移し替えて練習場に向かいます。
すると、同じようにクラブケースを持ち歩く人の姿が目に留まるようになりました。周囲を見渡すと、クラブケースを肩にかけた若者が少なくありません。
その中には、フルセットをまだ持っていない人もいます。中古ショップやネットショップ、フリマサービスの普及によって、ゴルフを始める方法は「いきなりフルセット」か「ハーフセット」かの二択ではなくなりました。
まずは9番アイアンを1本だけ買い、うまく打てるようになったらウェッジを買い足し、パターを買い足し、少しずつそろえていく。クラブが6~7本であれば、クラブケースで十分です。

問題は、その状態で「それくらい打てれば、コースに行っても大丈夫だよ」と誘われたときです。キャディーバッグを持っていない。クラブケースのままでラウンドに行ってもいいのか。実際、そうした疑問はしばしば議論になります。
以前、ゴルフ場に聞いたところ、「キャディーバッグじゃないと、乗用カートの後ろに固定できないから困る」という答えが返ってきました。確かに、カートの後部はキャディーバッグを横に並べ、ベルトで固定する前提で設計されています。細身のクラブケースでは安定しない、という理屈です。
では、現場の本音はどうなのでしょうか。ゴルフ場関係者にあらためて尋ねました。
「そういう話は聞いたことないですが、今までの流れから行くと、うちのスタッフは断っているかもしれません」
「でも、個人的には全然アリだと思うんですけどね。もし私に聞いてきたら、『どうぞ』と答えます。別にキャディーバッグじゃなくてもいいわけですから」
変化に対応する姿勢が求められている
キャディーバッグ前提で設計されてきたのは事実ですが、固定の問題さえ解決できれば、運用の工夫で対応できる余地もありそうです。
「もし固定できないんだったら、レンタルクラブのキャディーバッグを貸してあげてもいいでしょうし、何かしらの対応してあげればいいと思うんですけどね」
つまり、本質は「クラブケースかキャディーバッグか」ではなく、「どう運用するか」にあります。
実際、クラブバスで来場する会員が多いコースでは、本数を絞って持参するケースもあるそうです。
「そういえばうちのゴルフ場でも、クラブケースで来ていた会員さんがいた記憶がありますね。あのときはどうしたんだろう?」
その背景には、ライフスタイルの変化があります。車を持たない選択をする人が増え、運転免許証を返納する人も多くなりました。宅配便の送料もビックリするほど値上がりしました。必然的に、キャディーバッグを電車に持ち込むゴルファーが目立つようになります。
しかし、在来線に大きなバッグを持ち込むことが、必ずしも歓迎されるとは限りません。ただでさえ旅行用スーツケースを持ち運ぶ人が増えた車内で、キャディーバッグを抱えている姿は、周囲からどう見えているか。ゴルフをしない人の目線も無視できません。
だからといって、「クラブケースでラウンドするのは非常識」と一刀両断するのも違う気がします。従来型のゴルファー、すなわち車で来場し、フルセットを持ち、ルールやマナーをひととおり知っている人だけを想定していたら、ゴルフ人口は増えるどころか減る一方でしょう。
クラブケースでラウンドすることが最適解かどうかは、コースの設計や運営方針によって異なります。ただ、電車でゴルフ場に行く人が今後も増えることが予想される中、ゴルフ場はゴルファーの多様化するニーズにどう向き合うのか、考える時期に来ているのではないでしょうか。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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